2006年11月30日

凋落

すんません、またまた冷蔵庫の話です。
近日中にどうにかしなきゃなどと思っていながら放置すること2週間。ふと気づいたら、あんなにうるさかったモーター音が止まってしんとしている。冷凍室を覗いたらむうっとプラスチック臭が・・・。
ああ、とうとう逝っておしまいになったのね。バターが溶けちゃう。

いつもいつも切羽詰まるまで手をこまねくのが私の流儀なのでした。グズが身上。絵に描いたようなグズ。グズこそ人生。

数年前『グズをなおせば人生はうまくいく』(斉藤茂太)という本を読みまして、まことにその通りと随所でうなずいておきながら、ぜんぜん身についとらん。ぐずぐずしなかったモタさんのご冥福を衷心よりお祈りいたします。

小雨の中、追い立てられるような気分で冷蔵庫を買いにいきました。いったん行動に移したら早いんです(だから慌てる乞食)。ぱっと決めたは2ドア、135L。
古い冷蔵庫はこの10倍の値段でした。

冷蔵庫の買い換えひとつにも『凋落』『落魄』『零落』等々が付きまといます。

おいおい、凋落という言葉が似合うほど、オマエは偉かったのかよ。

まあ、誰しも経験がありましょうが、バブル時代(〜その名残のころ)にはずいぶん無茶な衝動買いもしました。服でも家電でもいくつか見比べて一番高いのを選ぶ、みたいな。

それはそれとして、今度は別のメーカーの製品にするとの決意もどこへやら、結局同じだったんです。安かったんだもーん。

思い返せば昔のナショナルはとってもサービスが良かったのですよ。

最初その冷蔵庫が全く冷えなくなったときもコンプレッサの故障でした。修理代が何万円もかかる場合新品を買う人のほうが多いので、最初から部品を持ってこないらしいのです。明日出直してくるとサービスマンが言うので、それは困る、早く直してとごねたら、部品を取りに帰ってすぐに着手してくれました。
でもって、修理が終わるころ突然その人が言うには、コンプレッサの保障期間は5年間だけど昨年から6年間に延びました、と。それは6年ちょっと過ぎていたけど、大雑把に計算してすべて無料ということになったのです。
うわー、もうけ〜。と欣喜雀躍。

数年後、再び庫内が生ぬるくなりました。で、修理を依頼。高くても修理して使い続けたいくらい気に入っていた冷蔵庫なんです。
幸い(?)霜取り装置の故障で、12,000円程度の修理費でした。前に比べると簡単な作業で、時間もかからなかったけど、なぜかふたりがかりで見てくれました。
「またコンプレッサかもしれないと思って、今度はちゃんと用意してきたんですけどね」とひとりが言ったので、えっ、同じ人だったの?と驚いたのですが、記憶はあやふや・・・。別の人だったとしても、記録をチェックしてきたのでしょう。

しかるに今回は・・・。
まず電話で修理を頼んだとき「以前も直してもらったことがありますけど」と言ったら、受付嬢が「では顧客リストを調べてみます」と待たせたあと「データベースに残っておりませんでした」と冷たく言い放ち、機種や名前・住所などを一から伝えるはめになりました。
あげく「点検のみでも費用がかかります」・・・これは前回までは聞いたことがなかったような気がします。

数年しか経っていないのに。
世知辛くなったなあ、とつくづく。

ちなみに、その冷蔵庫と同時に同じメーカーの掃除機も買いまして、10年ほど前それの調子が悪くなったとき(故障ではなかったけど)懇切丁寧に対処してもらい、次もまたここで・・・と思っていました。

凋落したのはメーカー(の心)だったのです。

技術はどんどん進歩します。安くて質の良い製品が出るのは当たり前。と消費者は思っています。
製品が良いからって、良い印象を持ち続けるわけではないのです。
良い印象はトラブル時の対応が決めます。修理代や点検費がかかるのは致し方ないとしても、そのことで「損をした」と感じさせないような対応の仕方を身につけた会社が未来を切り開くのです。

冷蔵庫ではまた付き合うことになってしまったけど、それはつまりもう一度チャンスをあげるということです(って、えらそーに。だってそろそろ洗濯機とオーブンレンジが寿命なの)。
投稿者:ルノ 22:55 | コメント(0) | トラバ(0) | 世相=世間相場?
2006年11月27日

真面目にキュアを聴く 1

ロバート・スミス?これまでザ・キュアー(The Cure)のロバート・スミスを話題にしたことがありますが、容貌やファッション関係のみ取り上げて、本来の音楽についてはさっぱりでした。
私はロバートの顔が大好きなんです。懸命に白目むいてるけど、ふっと笑うとドッキリするほどカワイイの。だけど音楽については没興味、というか全く好みに合わないと感じていました。
ミュージシャンと小説家は見かけで選ぶと失敗するんですよ、ホント。文壇にはほとんどいないが、ロック界には美形がわんさか・・・と書きかけて、たとえば誰?と自問したら、ひとりも思い浮かばなかった。(^^ゞ

キュアのどんなところが嫌いかって。たぶん、仰々しいボーカル(私は楽器に関してニブいので、声は重要な要素です)、起伏に乏しく取っつきにくいメロディ、エセっぽいオリエンタリズムなど、かな。ジャンルにはこだわらないけど、ゴシックパンクなどと聞くとちょっと引いちゃう。

たまたま最近の(といっても2000年リリース)Bloodflowersを聴いたら、声は相変わらずだったけど、肩肘張った感覚が薄らいで、やや聴きやすくなったような気がしました。でもだらだらとして退屈で、これなら初期のほうがましかもと、昔キュアファンにもらったカセットテープを聴き直してみたら、意外にいける。
そのテープは、Three Imaginary Boys(1979)、Boys Don't Cry、Seventeen Seconds(1980)、Faith(1981)、Pornography(1982)、The Top(1984)、Head On The Door(1985)などのアルバムから数曲ずつとシングルから何曲かピックアップして90分にまとめた、私家版コンピレーション。さすがマニアによるセレクト、たいそう充実した仕上がりです。

とかなんとか、そもそもキュアをいけ好かないと感じたのは、そのテープのせいでした。歳月って好みを変えるんですねえ。
かつてこき下ろした点は、仰々しい→計算し尽くされた歌い方、取っつきにくい→ユニークで媚びない曲作り、エセ→幻想的な世界観などと視点が変わってしまいます。

ブリティッシュロックは陰影に富むなどといわれますが、ノーテンキな側面もけっこう見受けますよ。それはキュアもしかり。
キュアの場合、ポップな歌もハッピーなラブソングもバイオレントな曲もおふざけチューンも、皆どことなく陰気で鬱々としています。それもある種作られた鬱みたいなもの。そうそう、以前Fire In Cairo(ヘンな歌ですごく印象的)やKilling An Arabに首をかしげたのも、その人造的で半端なエキゾティシズムのせいじゃないのかな。そこはかとない酩酊感をかもすKyoto Songも同様。そうした「歪み」のようなものがキュアの魅力ではないかと今さら感じたのです。
初期はおとなしめで軽い曲が多いような。それに時々、むしょうにジェットが懐かしくなったりするんです。ObjectやSo What? のあたりで・・・このころの声、アンディにちょびっと似ていない? ジェットの詳細は思い出せないからなんとも言えないけど。
A Short Time Effect、Figurehead、A Strange Day、Cold(いずれもPornographyより)と続くあたりは重苦しくて聴き疲れしそう(仰々しいと評したゆえん)だけど、じっくり耳を傾けるとそれぞれ凝った作りで聴き応えがあります。The Topに来ると、Shake Dog Shake、Birdmad Girlなど、力強さと繊細さがないまぜになった佳曲が並び、スタイルが確立してきたような印象。A Man Inside My Mouthはメチャ面白い曲ですよー。
とまあ、結局すべてすばらしい曲ばかり。とべた褒めなのでした。

そんな矢先、テレコが壊れまして、しかたなく東芝製CDラジカセを購入。音楽テープなんてほとんど持たないので、キュアのテープを聴き続けたいために買ったようなものです。

1曲目は10.15 Saturday Nightという短い曲ですが、音質の悪い旧テレコでは全く聴き取れなかった溜息やつぶやきが入ってることに気づいて、思わずキャー。土曜日の夜更け、薄明りの下、台所の流しに座って彼女からの電話を待つ・・・というくらーい歌(自分の体験だと本人はゆうとるが)にこんな溜息が入ってちゃ、女性ファンにはたまりません(だったことでしょう)。それとて狙ったような感があって空々しく、ロバートには似つかわしくない(とは私の偏見?)
ま、とりあえず、仮の憂鬱気分に浸るには、キュアが一番です。
投稿者:ルノ 22:16 | コメント(0) | トラバ(0) | 70年代ロック
2006年11月26日

夏も小袖

クリスマスが近づいてきました。
プレゼントはなんにしようか・・・わくわくしたり、頭を悩ませたり。ウェブ上ではすでに「クリスマス」「プレゼント」等の検索語句が飛び交っています。

どんな品でももらえば嬉しいものですが、トラックバックスパムをやってる業者から買うことだけは断固やめましょうね。他人に迷惑をかけて平気な輩が、優良品を良心的な価格で出しているはずはないのですから。返品不可の粗悪品をつかまされるのがオチです。トラックバックスパムをしているかどうかは、サイト名やキャッチフレーズで検索すると、たくさんのブログに同じ宣伝文句で表示されてくることで判断できます。

今年こそは念願の手作りグッズを、と張り切る人もいらっしゃいましょう。
そのような手作り派を当て込んで、私も手芸サイト上にクリスマス人形の作り方などを載せています。

手作り品は世界にひとつという意味で値打ちものですが、喜ばれるかどうかは、シチュエーションと受け取る人の気質にかかっています。
「できばえ」にはさほど左右されません。わざわざ作ってくれたことを重要視する人は、それだけで感激します。あまりに完成度が高いと、市販品みたいで興醒めだったり。
「真心」という要素も(見えないだけに)関係ないでしょう。心がこもりすぎていると、案外重荷になるものです。
恋人から手編みのセーターをプレゼントされるのはまあ我慢できても、「恋人以前」の相手からだと「怨念」が立ちのぼって怖い(らしい)ですよー。
相手の好みに合わせるの(猫好きに猫グッズとか)は問題なさそうですが、そこにも落とし穴が。マニアというものはこだわりを持っているんですよね。好きなジャンルに関しては目が肥えているので、ダサいものをコレクションに加えることを躊躇するかも。

子猫 in ブーツ

私も手作りのプレゼントを贈ったことが何度もあります。なまじ作れるだけに始末が悪い。
その時点ではなかなかいい出来だと自画自賛しても、先様が迷惑に感じなかったかどうかは自信がありません。むしろ明らかに失敗だった(と思われる)ケースばかり記憶に残っています。
いただき物にケチをつけるなんて無礼な真似は、よほど気の置けない間柄でなければできませんよね。気に入らないときほど「キャー、嬉しい!」と大げさに躍り上がったりするものです。真に受けておバカなワタシ・・・。

そんなふうに自嘲・冷笑しつつ、実は今後も手作り品をプレゼントする計画を立てています。(いつになるかわかんないけど、待っててね〜)

ここで、親しさ中程度の友人にあえて手作りのプレゼントを贈りたい人へのアドバイスを少々。

大きいものよりも小さいもの。押入れに死蔵する際、場所を取られると困ります。
装飾品よりも実用品。飾っておくだけの人形や花より、クッションやポットカバーなど日常使えるものが便利。
耐久品より消耗品。手作り石鹸や手作り入浴剤みたいに消滅するものなら、毎年同じ品でも歓迎されます。
消えてなくなる点で食品も迷惑度は低いのですが、アレルギーや食中毒にご注意。手作りニンニク油やら手作り柿の葉茶など健康食品を押しつけるのは厳禁ですだ。

でもねえ。
やたらと気を使うのもバッカバカしいんじゃないでしょうか。『貰う物は夏も小袖』が人間心理の真実だったりします。
自分があげたいものをあげる。この潔さがプレゼントの極意です。
投稿者:ルノ 15:22 | コメント(0) | トラバ(0) | 世相=世間相場?
2006年11月21日

スポンサー・ドリンク

本日はスポンサー様のご好意により、ダイエット・コークが飲み放題です。
違うって。

ホームページに広告を載せたいというメールが来ました。
お目が高い、というべきか、金をドブに捨てるようなものだ、というべきか。

その30ドルというのが相場的にどうなのか、見当がつきません。自サイト名を伏せているのも怪しい。断り文を考えるのは億劫だなあ・・・保留。返信そっちのけでブログネタにしちゃう、あざといウェブマスター。

そのメールの件名は“I'd like to sponsor your website”でした。

ああ、そうだった。sponsorはむろん名詞なんだけど、動詞でもあるんだよね。
あちこちで見かける『スポンサードリンク』という見出しはsponsored linkだと改めて気づいた次第。

接尾辞-orは-erと同じく、『行為者』を表す名詞を作ります。actする人はactor、confessする人はconfessor、directする人はdirector、という具合に。
ではsponsorはsponsする人かといえば、そんな単語は存在しません。翻訳ソフトCROSSROADによればspon(お金)の複数形とな。たぶんspondulicks(おぜぜ)の省略形。このsは複数にあらず、spondulixというつづりもあります。なるほど、sponsor(語源spondere)とのつながりが見えてきたような。英語っぽい形の動詞にしたければsponseだけど、それならsponserが妥当かな。laborする人はlaborerだから、sponsorする人=sponsorerという単語ができてもよさそうなのに、それも見当たりません。
そういえばdoctという語もないですね。doctorとはdoctorする人。

ランダムハウスでorを見ると、『主にラテン系の語幹につく』とあります。フランス系なら-eur。なんにでも好き勝手にくっつければ済むわけじゃないんですね。
その点、いろんなものに「らー」をつけて人(愛好者?)にしちゃう日本語は気楽でよろしいどす。
投稿者:ルノ 15:32 | コメント(0) | トラバ(1) | 英語・英文・英会話
2006年11月20日

辞書は重い

辞書を引くたびにちょっとした錯覚に襲われます。この辞書をうんと使い込んで熟達すれば、いずれは片手で持ち上げられるほど軽くなるんだと。
現実にはいくら使い馴染んだところで書物の重量が減るはずはありません。手垢がついてかえって重くなるのが関の山。

辞書好きな私ですが、そのわりに使用頻度が低いのは重さに阻まれているから。
渾身の八・七キログラム(東野圭吾『超・殺人事件』)には負けるとしても、よく使う国語辞典や英和辞典は3〜4キログラム? ひょいと取り出して掌の上でぱらっとめくるには1.5kgが限度か。
ウエイトトレーニングなどで腕力を鍛えれば、相対的に軽く感じるようにはできましょうが。ああ、虚弱体質なの。

それほど使っていないわりに、我が家の辞書たちはけっこうボロッとしてます。
特にランダムハウス英和辞典はひどい。外れかけた表紙は両側ともガムテープで貼り付けられ、外側に近いほうのページ(AとZ)は勝手に折り目がついてしわくちゃになり非常にめくりにくい。何度かアイロンをかけて伸ばしたもので、紙質の劣化を促進してしまいました。
もともと装丁が粗悪で、紙が薄いのです。厚さ9センチでページ数は3,100超。薄さゆえ重量も抑えられているのだから、痛し痒しですな。ちなみに実家にある第一版は豪華4分冊で、とても手軽に引けるようなシロモノじゃおまへん。百科事典じゃあるまいし、辞書は何がなんでも1冊にまとめるべきです。

講談社カラー版日本語辞典(1995年)は8.5cmで2,500ページ。表紙がペラペラと薄くて、自立しないのが難点です。ビジュアルでわかりやすく、事物や言葉に関する広く浅い知識を得ることができます。簡単な和英辞典や漢和辞典としても使えます。

いっとう重宝しているのが、学研の国語辞典(1978)。文学作品からの豊富な用例がすばらしい。
作りも頑丈。長年使っているにしては一番しゃっきりしています。8.5cmで2,200ページ(うち表紙2枚で8ミリ)。

以上3冊が常用の辞典。辞書好きとか言いつつ、手持ちの辞書はわずかだし、古いものばかり。数多くそろえてもなかなか使いこなせないからこの程度でじゅうぶんです。本棚も狭いし。
和英辞典はほとんど使いません。英英辞典は持ちません(どうせ見る気にもならない)。

いくらオンライン辞書が発達しても、いくらCD辞書が充実しても、紙製辞書の需要がなくなることはないと断言します(したい)。
だから製紙会社さん、薄くて丈夫でかつ安い紙の開発を進めてくださいな。

以前ダンベル体操をやろうと思い立ったことがあります。でもダンベルを買ったとしてもすぐに飽きたらもったいないなと、辞書で代用することにしました。重さはじゅうぶんだったのですが、持ちにくいのなんのって。取り落として爪先をつぶす危険に何度か遭遇した後、百円ショップで1キロのダンベルを2個買ってきました。・・・で、飽きて放置。飽きたらもったいないと考えた時点ですでに結果が見えていたんですねー。辞書のスリルが消えたのもマイナスだったのかな。
投稿者:ルノ 22:56 | コメント(2) | トラバ(1) | 辞書と戯れる
2006年11月16日

初老にして惑わず

晩秋。ああ初老。初老とは40歳の別称(異称)です。
別称であるからには、漠然と「40歳くらい」を形容するのではなく、厳密に「40歳」という数詞の言い換え語でした。「20歳」を廿(はたち)と呼ぶのと同様です。
40歳(数え年で?)を迎えた日から初老であり、41歳になれば初老から離れるということです。

むろん言葉の意味が変遷していくのは世の常。
寿命80有余年の昨今、40歳で「老」とは実状から甚だしく逸している。という共通認識のもと、初老年齢は伸びる一方です。

30年くらい前の国語辞典には『現在では50歳前後を指す』とあります。
十数年前の辞書では『老年期に入るころ』と曖昧な記述。
21世紀の今、50歳の人を初老呼ばわりした日にゃ、口も利いてもらえないでしょう。
最近の小説などから窺うに、60歳を過ぎたあたりが初老と見なされているようです。

昔は平均寿命が短かっただけでなく、栄養状態も悪くて老けるのが早く、40歳まで生き延びれば老人の仲間入りをする準備が必要でした。

現代の人類は(特に先進国では)いつまでも若々しくて長生きするものの、精神年齢の発達までもが抑制されているようです。
40歳は「不惑」という呼称も持ちますが、40過ぎての引きこもりやすねかじりも珍しくなく、無事就職・結婚しても虐待やセクハラに走り、出世して名を上げたかと思えば軽薄な言動が元で失脚したり逮捕されたり、惑いっぱなしが現実です。
「人生50年」時代に戻ってみると、案外充実した一生を送る人が増えるかもしれません。
投稿者:ルノ 18:52 | コメント(0) | トラバ(0) | イチャモン日本語
2006年11月14日

前後不覚

横溝正史だったと思いますが、女性の遺体がパンティを後ろ前に穿いていたので、これは死後穿かせたものだ、女なら前後を間違えるはずはない、犯人は男だ・・・とかいうような推理。時代が時代だけに、そのパンティはつるんとした生地で飾りもなくシンプルなデザインだったのでしょう。

現代ではパンティに対する男性の関心は高まるばかりのようでして、前と後ろの区別がつかない男性は珍しいと思われます。

私はしょっちゅう間違えます。下着のみならず、スエットパンツやTシャツなども日常茶飯事。着た後の違和感で気づくことが多いのですが。

落ち着いて観察したら前後の形の差は歴然なのに、どうして間違うんでしょうね。
型紙もなしでいい加減に自作した服を部屋着やパジャマに使っているので、目印のタグもなく、わかりにくいことも一因です。薄暗い脱衣所でそそくさと着替えることもあるし。いえいえ、結局単なる粗忽なんでしょう。

ハンティやショーツは、前にリボンや花など目印になる飾りをつけたほうがいいですね。単なる装飾のためなら後ろにつけるのもオシャレだけど、例外を作ると穿き間違えるおそれがあります。

パンティ
これは1/2ドール用のショーツです。ちゃんとリボンが2個。
バック
生地はこのワンピース(これまた何度も間違えて、ついに襟元にリボンをつけました)と同じで、裾はストレッチレースです。

ついでに着用写真。またもぬ〜どでゴメンナサイ。
以前作った子だけど、服作りがいっこうに進まず、お披露目の機会がありません。
人形
身長77cm、BWH 40・28・44。
この子の型紙を2倍強に拡大して等身大人形を作ったのですが、なぜか出来上がりは2倍弱。なかなか計算通りにはいかないものです。
投稿者:ルノ 17:41 | コメント(2) | トラバ(0) | 下着・ファッション
2006年11月12日

故障落日

夏ごろ、ミシンと冷蔵庫が故障しました。でも修理は延期してパソコン代に備えると書いたもので、悲しいかなその通りになってしまいました。その後テレコ電話機も壊れ、さらに先日アイロンが謀叛を起こしました。もううんざり。故障の話題ばかり取り上げる行為が、故障を呼び寄せているんでしょうか。
アイロンは接触不良みたいで、とりあえずコードに添え木をしてビニールテープでぐるぐる巻きにしてそうっと使っていますが、高温になるものだけに、ちょっと怖い。

で、発端のミシンと冷蔵庫がどうなってるのかといいますと・・・そのままです。

ミシンはショーバイ道具なので、実は予備があります。でも安物で機能も限られているから、あまり使ったことがありませんでした。特に縫い目のピッチが固定されているのが不便で、小さな人形の指先などに支障を来たします。で、このごろは等身大人形など大物ばかり手がけています。弘法は筆を選ばず、紙を選ぶのでした。小さくても大雑把なものだったら、どうにかなりますが。

冷蔵庫は氷もできなくなり、賞味期限内のおあげにカビが生えるに至り、それでも直る可能性があればと、メーカーに電話しました。
やってきた技術員は、5つあるドアのうち3つばかり開けてふんふんと匂いをかぎ、「あ、こりゃ、コンプレッサがいかれてますね。修理代9万円です」
どひー、新品の冷蔵庫が2台買えるじゃないの。
「じゃ、出張点検費2,800円いただきます」
と、1分足らずで2,800円もぎ取っていったのさ。ファンヒーターでの損失分を貧しい庶民から回収するつもりかえ。

次の冷蔵庫はもちろん別のメーカーから選ぶつもりなんだけど、身の回りが壊れ物だらけで、良さそうな会社が見当たりません。

こまめに買い物に行くよう心がけ、冷凍室を冷蔵室の代用にして凌いでいます。冷えないからコンプレッサが1日中うなり続け、電気代もかかるし、うるさくてしかたない。近日中にどうにかしなきゃ。

実は・・・冷蔵庫が壊れるって、そう悪いことじゃないんですよー。
どんなメリットがあるかって? そのうち『ダイエット成功宣言』なんてカテゴリを作って書こうかと思っています。むふふ。
投稿者:ルノ 22:40 | コメント(0) | トラバ(0) | 世相=世間相場?
2006年11月09日

ブラが小さい

セキュリティソフトのアタ"ルトブロック機能をオンにしてみました。どうせそういうジャンルは見ないし、連日発射されてくるトラックバックスパムのURLをうっかりクリックしても大丈夫、と。

ところが・・・!
私の下着サイトまでが表示を拒絶されてしまいました。

私が見ようとしたのは管理人専用の非公開ページで、文章はゼロです。つまりページごとに内容をチェックするのではなく、そのユーザドメインに丸ごとブロックがかかっている・・・すでにアタ"ルト認定されていたってこと?
うちのどこが問題なんだ。ヘンな写真はないし、ヘンな単語も使ってないでしょっ。いったいどんな基準でフィルタ作ってんだ。プリプリ怒って設定解除。

こうなりゃやけっぱちだ、ぬぬうど写真を載せてやるぅ。
新進メイドのニナ嬢です。身長150cm。
等身大少女ドール
でかプリン?
後姿
やたらと大きなおメメの幼い顔立ちと裏腹な巨乳は非常にアンバランスです。ま、世の中にはそーゆーのを好む人々もいるだろうと。
写実的な顔や大人の等身大人形を作る予定はありません。顔がリアルだとブキミになりそうだし・・・。

ほかの幼児人形たちとの大きな違いは胸のあるなしです。胸の作り方はマーメイドと同様ですが、上半分がなるべくシャープになるよう削り、トップをつまんで糸で縫い絞りました。型崩れしにくいように、固めに綿を詰めています。トップの色づけはレブロンのピンクのシャドウ。

もっとも、大きいといっても、バストは83センチしかありません。アンダーバストが64センチ。理論上、ブラジャーのサイズは65C。
ランジェリー売り場で「65のC? 試着なさいますか」と店員の視線がチラチラと私の胸元に。「いえ、頼まれ物です」と焦って言い訳。65Cの実物はどうも小さ過ぎるような気がしたけど、取り急ぎデザイン違いで2つ買って帰り、人形に当てたら、あ、やっぱり、完璧にはみ出る。カップの縁が乳首まで届かないのです。
なぜだあ。改めて分析したら、トップバストとアンダーバストのサイズは合っていても、アンダーからトップまでの距離がダンチなのでした。つまり乳房の裾野が広く、丸みがなだらかすぎるようです。ま、世の中にはそーゆーのを好む人々もいるだろうと。

しかたなく再度下着店を訪れ、今度は70Fを購入。大散財ぢゃ。埋め合わせにCカップが入る人形を作らなきゃ。
ちょっと浮きますが、こんなもんでしょうか。ストラップはだいぶ余ります。
ブラとショーツ

顔は手描きで、鼻に厚紙を入れています。人形の水洗いは不可です。
かつらは取り外しできます。もつれやすく抜け毛が激しいので、根元を水溶性ボンドで固めました。これも水につけると収拾がつかなくなりそうです。

ボディは土台を縫ってわたを詰め、コットンストレッチ布でカバーをかけるという方式ですが、伸縮性が弱いので多少無理があります。起伏のある頸や胸の谷間、折り曲げる関節部分でのしわやたるみはご容赦くださいませ。
伸縮力の強い化繊(ツーウェイなど)を使うことは何度か検討しましたが、適当な色がないこと、土台にぴったり沿うと縫い目が透けたりデコボコが目立つなどの欠点により実現に至っておりません。

ヒップは抱き人形タイプで、肘と膝には布関節
足首に関節はありませんが、曲げ伸ばしをしやすいようにストレッチ布で切り替えました。その部分はちょっと段差が感じられます。
立つことはできません。
手の指には針金が入っています。

なお誤解のないように申し添えますが、これはあくまでも飾って楽しむ着せ替え人形です。特別な機能は持ち合わせません。むろん足の親指と親指の間にあなたが期待するようなものは何もありません。
ディスプレー用マネキンとか、喫茶店のマスコットガールなどにいかがでしょう。

よろしければメイド服を着た写真もご覧ください。
また大きいのを作ったら、等身大人形のページに載せる予定です。
投稿者:ルノ 20:48 | コメント(0) | トラバ(1) | 人形・ぬいぐるみ
2006年11月08日

口臭道徳

Dr.HONDAの『キレイな息のつくり方』によれば、『起床直後の口の中にはうんこ10グラム量の細菌がいる』そうです。

言葉が与えるイメージは恐ろしいですねえ。口の中にうんこが入ってるわけじゃないのに、そういう錯覚を起こさせるんですから。
細菌に「数」ではなく「量」を用いたことも、非可算名詞のうんことごっちゃにさせる効果がありましょうか。数えにくいものだから「量」のほうが適当ともいえますが。

おーっと、本日はイチャモン日本語ではなく、口臭の話です。

ちゃんと歯を磨いて寝ても、睡眠中は殺菌効果のある唾液が分泌されないので、お口の中は細菌の無法地帯。爆発的に増えて朝方にはうんこ10gに含まれる細菌数と同じくらいになっちゃいます。
起き抜けには誰でもかなりの口臭があるのです。

それら多量の細菌がどうなるかといいますと、歯を磨けば洗い流され、朝ごはんを食べれば胃に追いやられ、何もしなくても唾液とともに飲み込まれて胃酸で殺されるので、健康上の影響はないと思われます。唾液が少ないドライマウスの人はやや危ないのですが。
ちょっと不思議なのは、胃酸はそれほど強力なのに、消化物が直腸にたどり着いたらまた菌だらけになってるってこと。腸内はもともと大腸菌や乳酸菌など多民族のすみかでありますから致し方ないのでしょう。
それに胃酸くらいへっちゃらだいってつわものもたくさんおりますからねえ。

それで思い出したのが、いつぞやの病原性大腸菌O157の大流行。
あの時ぎょっとしたのが家庭内感染というもの。子どもが学校から持ち込んだのを親がもらうという構図。体内におけるO157の出口はおおむね1箇所で、入り口もまあ1箇所。菌が宙を飛ぶわけではあるまいし、いつどうやって親子のその2箇所が遭遇するんだ? 排泄を促すために母猫は子猫のお尻をなめてやるそうだけど、人間の親は子どもが便秘になっても気づきゃしません。
実は洗濯やお風呂などが感染経路となるらしいのです。洗って清潔にしたつもりで菌を広げていたとは皮肉なことです。共同生活は菌のやり取りの場なのですねえ。

現代人は神経質なまでに清潔というものを追い求めていますが、そのやり方には偏りがあり、知らない面では不潔に耐えているのです。耐えられるだけの抵抗力が備わっているのが現実であります。ただし、抗菌・防臭グッズばかりに金をかけ、見た目がきれいになれば満足するといったアンバランスな清潔志向は、かえって免疫力を弱め、アトピーやアレルギーを招いたり、O157や耐性菌に付け入られてしまうってことです。

おーっと、また脱線。今日は口臭の話ですっ。

先だって、韓国人に道を尋ねられました。説明するため、その人が持っていた地図を覗き込んだら・・・うぐっ! 口臭というか、体臭というか、全身もわぁ〜ん。
これから面接に行くとのことで急いでるようでした。妙齢の女性で日本語も上手だったけど、あの匂いで大丈夫かしらんと、ついついよけいな心配。
韓国の人がみんなそうではないでしょうが、なんたってキムチの国だからなあ・・・。

こりゃ他人事じゃないぞ。私も毎日ニンニク油を飲んでいるんだった。どうにかしなきゃ。

そんなわけで、くだんの『キレイな息のつくり方(本田俊一/明日香出版社/2005年)』という本を手に取りました。
衝撃の『うんこ10グラム』論を初めとして、意表をつくブレスコントロール・テクニックが満載です。

平行して読んだのが『お口のさわやかエチケット―口臭予防マニュアルブック(松尾通/三省堂/1999年)』。
こちらはわりあい常識的でオーソドックスな口臭予防マニュアルブック。

最重要事項は口腔内の病気(虫歯や歯周病)を治し、歯石を除去して清潔に保つこと。むろんどちらの本もそれは共通事項です。
欧米人が口臭予防に敏感なのにアジア人は無頓着であるとか、食後の口内はほぼ無菌状態になるなどの新たな知識も共通項目です。
しかし、片や食後の歯みがきは不要、舌を磨くと傷がつくからダメ云々に対し、片や歯磨き剤をたっぷり使ってていねいに磨け、舌も優しく磨こうなど、正反対の説も多くて、迷ってしまいます。とりあえず自己責任ってことですか。やっぱりせっせと磨きたくなりそう・・・。

結果的に口臭が消えて爽やかになればOKなのですが、口臭があるか否か、どの程度のものなのか、自分でわからないのは困りものです。
投稿者:ルノ 20:58 | コメント(0) | トラバ(0) | 美容と健康
2006年11月03日

エイジングフィルタ

昨日、メインサイトのABCが苦手でもに新しいページを追加しました。ずーっと番外編や軽いエッセイばかりが続き、しかも大半はこの貧盗恋歌に引き継いだので、英語サイト運営に関して正面から取り組んだのは久方ぶりです。ただし、テーマがアフィ・・・なもんで、何が正面だ、と非難を浴びそう。

その中でエイジングフィルタにちょこっと言及しまして、あれ、エイジングフィルタという言葉で正しかったんだっけ? と、急に自信が薄れてしまったのです。自サイトが置かれた状況はエイジングフィルタであるらしいという認識は、2、3ヶ月前、どこかの掲示板で見かけてから持っていましたが、詳細を調べたことはなかったのです。

エイジングフィルタとは、新しいドメインで開設されたサイトが、一定期間(3〜12ヶ月間?)Googleに冷遇されることを指します。なかなかインデックスされなかったり、されてもすぐに消えたり、検索すると圏外に飛ばされていたり。
ただしすべての新規ドメインがその洗礼を受けるわけでもないらしく、実態は謎に包まれています。対策はほとんどなく、ひたすら時の経過を待つのみ、だとか。アーメン。

私は今年4〜5月に3つのドメインを取得し、運営サイトのほとんどを移設しました。で、いまだに検索結果が思わしくなく、アクセス低迷が続いています。半年以上過ぎたのに、いつまでじっと我慢の子?
私自身は『Google八分ならぬ六分』などと呼んでおりまして、ま、夜も眠れないほど気に病んじゃいないけど、これさえなければもっとルンルン気分でそのアフィページを書き進めることができたのに、としゃくにさわるのは事実です。

今回改めてこの言葉に首をかしげたのは、agingという単語です。『老化』を意味しますよね。逆のような気がして。
つまりそのフィルタは、ぽっと出の若輩者がのさばるのを防止しようという、Googleなりの篩(ふるい)です。ベイビーエスケープとかニュービーペナルティのほうが呑み込み易いように思えます。古参だけ掬い取るというのなら、agingってのは失礼でないか?

ま、用語への突っ込みはどうでもいいとして(別にGoogleが決めた言葉ではないらしい)、全くエイジングフィルタってやつは疫病神です。
ドメイン名も気分も新たに、意気揚々と船出したとたん出ばなをくじかれるんですからね。

それでも日本にはヤフーがいるから、打撃は弱まりましょう。

Google神に支配された欧米では社会問題化してるんじゃないかと検索したところ・・・あー、でも読むのが億劫。
ひとつ紹介。我がサイトへのお客様にはおなじみAdd Meの記事です(ちょと古い)。Aging Delayという表現が使われています。老化を遅らせる? 世のすべての皆様の切なる願いではありませぬか。Googleに批判的な内容みたいに感じます。
http://www.addme.com/issue350.htm

個人的にはGoogleを責めるつもりはありません。
客観的に見るとなかなかけっこうなシステムです。金に飽かせて安易にポコポコと多数のサイトを立ち上げる輩が、わずか半年のエイジングフィルタに辛抱できず消えてなくなれば、ウェブも少しすっきりするでしょう。
投稿者:ルノ 22:02 | コメント(0) | トラバ(1) | ちょっとSEO