2006年09月08日

ペット薄命

人気の悪妻ブログとやらを読んで、「奥さんがぽっくり死んじゃったら、ネタがなくなってこのブログもおしまいだな」とよけいな心配をする人は稀でしょう。ただでさえ妻は夫より長生きするものです。まして・・・。

以前とあるブログを時々のぞいておりました。あるとき「父が死んだので当面休みます」との記載があり、お悔やみのコメントがたくさん寄せられていたようです。
ブログオーナーの推定年齢からして、御父君が90、100歳ということは考えにくく、ショックは大きかったでしょうが、それでも親が先立つことは、めでたいは語弊にしても、順当としましょう。

当然ながら、親バカ満載の育児ブログを見て、この赤ちゃんが13年後には親を殺すかもしれないと冷笑する人でも、来年脳炎で死ぬ可能性を指摘はしないでしょう。

犬や猫ならば?

昨日ベビー服を買いに行った折り、閑静な通りで電柱の貼り紙に気づきました。「ロシアンブルーのロブちゃんを捜しています。怪我をしているかもしれません。・・・」飼い主の焦りと心痛が表れた文面に、一目でロシアンブルーとわかる顔立ちの猫の写真。なお『ロブちゃん』は仮名。
あの貼り紙は自分でプリントしたのかな。飼い主さんはきっとブログの持ち主で、「今日のロブちゃん」てな写真と記事を毎日アップしていて、今ごろは「ロブちゃんはいずこに・・・」と悲嘆で埋め尽くされているだろうな。と、想像をたくましくしつつ帰宅しました。無事見つかればいいですけど。
行方不明のまま推移することは死体を発見するよりはましと慰めましょうか。

ペットは扱いやすいモティーフで、気軽に共感を呼べます。幾万となき飼い主が嬉々として話題に掲げていることでしょう。

そして毎日何人、何十人の飼い主が「うちの○○ちゃんが死んじゃったあ」と涙混じりの文章を載せている・・・?
すぐに書く精神的余裕があるかどうかはさておき、時系列で身近というブログの特質から、書かずにいられないんじゃないでしょうか。
感情に走るも冷静を装うも、飼い主の個性。ただ、日常を文章にする習慣が根づくと、多少なりとも客観的になっていく傾向を感じます。

概して小型犬は大型犬よりも長命で、猫は犬よりも長生きするようです。だけど人間にはかないません。幾多の生物を絶滅に追いやりながら、人間の寿命は伸び続けています。
医療技術の進歩や環境変化により異様に長生きする動物も見受けられますが、成人病や認知症が増えたのも皮肉なことです。

ペットブームの陰には多くの拝金ブリーダーがいて、人気が上昇した種類を近親交配などで粗製濫造し、遺伝的欠陥や問題性格を抱えた個体を出回らせていると聞きます。結果、難病、早死に、飼い主に遺棄されるなどの悲劇も起きます。可愛い可愛いのきれいごとだけで命を買う飼い主の無知や単細胞にも問題があるようです。
ともあれいったん飼い始めると、遅かれ早かれ別れに直面することを覚悟すべきでしょう。

こんなことを書いたからって、ペット関連のページを嫌いだとか、軽んじているなんて思わないでくださいね。そういう場面に行き当たったら、ちょっと言葉がなくて困るなあ、と。

それに自分が猫の子をもらってきておきながら、母親に世話を押しつけた私に、ペットネタを扱う資格はありませぬ。
などと言いつつ、余談。その猫は20歳近くまで生きました。最後の数日は足腰が立たず寝たきりだったのですが、意識はしっかりしていました。母が抱えてトイレに連れていくまで我慢していて、寝床を汚すようなこともなく・・・。威厳とプライドを保ち続けた天晴れ猫です。人間に見習わせたいぞ。

猫
セイコ 1981-2001
投稿者:ルノ 19:47 | コメント(0) | トラバ(0) | るれろライフ
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