2008年03月25日

身から出たさび

「このページはしょこたんとはなんの関係もありません」
そう書いた瞬間から、しょこたんに関連した内容だと見なされるのがウェブのパラドックスです。
「見なす」のは誰か? むろん、検索エンジン。

常識的に考えて、無関係なワードは何百万と存在します。ことさらに「無関係」だと取り上げた時点で、なんらかの選択が働いているのであって、すでに無関係ではないということは、人間だって判断がつきます。

だからして、私がいくら「脱パンティ、脱スカート、脱女装だ、今後は深遠な哲学ブログに衣替えだいっ」と叫んでも、こうやって打ったパンティというコトバが、ぐわしと頸を絞め、ますますパンティと関係が深いブログになってしまうのでした。

そもそもパンティのどこが悪いのか。
単に私が俗物だから、哲学はパンティよりもカッコイイという思い込みに固執しているだけです。
しかしパンティだのなんだのと書いてそういうブログにしたのは本人の意図で、これはもう自業自得、身から出た錆と言うほかないでしょう。

そういうわけで、哲学への衣替えはあきらめ。
せめて開設以来お初の模様替えで気分を改めるとするか。うーむ、拒絶的な色合い。

で、しょこたん。
メジャーなキーワードなら、いくら連呼してもそれで検索される心配はないという目算でした。
が、無意味にぽろんと持ってくると、ワードサラダの危険が忍び寄る。真面目にしょこたんを語ります。

去年だったか、この「しょこたん」って、よく見かけるけどいったいなんだろと疑問を抱いたのです。

ならば検索すれば済むのに、気が乗らないというか、そうまでして知りたいわけでもない。
ひとたび検索すれば、履歴として残るのですよ。履歴は時間が経てば消滅するし、急ぐなら手動で消すことも可能です。
だけど記憶に刷り込まれた履歴は、自分ではコントロールできません。あの時しょこたんを検索したんだったなという思い出は、背後霊のようにとりついて不眠の原因となりかねぬ。

いや、その、しょこたんがハレンチなワードとまでは思ってなくて、人気CMに出演するワンコか何かかなー、と。いずれにせよ、はやりものを検索するのは、やはり私にとって決まり悪いことでした。

ヘンな言葉の組み合わせでわがサイトを訪れる人々は、もしパソコンが盗まれたりしたら恥ずかしい、なんてこと考えたことないんでしょうねえ。そういう人々はきっと、無防備に入れたファイル交換ソフトからいろんなものを流しているんでしょうねえ。

あるとき知人との話のついでに尋ねてみました。「しょこたんって知ってる?」
相手も私とどっこいどっこいの世間知らずですが、テレビくらい見ているから、その程度の知識はありそうな気がしたのです。

すると彼女は、それはああでこうでと詳しく説明してくれました。
想像とはかけ離れていて、なんか違うみたいだったけど、反論する材料もなく、その場は丸め込まれ半分で納得。

後日判明したのですが、彼女が力説してくれたのは「ショタコン」でした。
全然関係ねーじゃんか。

この話はメールなどではなく口頭でなされたもので、見間違いとかそういう要素が入り込まないわけですよね。
ひょっとしてわれわれは漫才コンビが組める? んな、ボケふたりで漫才ができるか。

付記:
文中で「拒絶的な色合いの模様替え」について触れていますが、この日、ブログデザインを淡いグレー系から、真っ赤と黒の背景に白文字という、かなりゴシックな雰囲気に変えたのです。
しかし短期間で挫折し、淡いピンク系に再変更しました。
投稿者:ルノ 18:51 | コメント(9) | トラバ(0) | サイト運営
この記事へのコメント
おぉ、大幅なイメージチェンジをされましたねぇ!最初ビックリしました(汗)。

ルノさんは普段、あまりテレビをご覧にならないような気がしているのですが…はてさて?

「しょこたん」ですか!CMにはあまり出てないけど…歌手や声優など、マルチタレントって感じがします。

確かにある語句を書き込むと検索対象になりますね、「脱スカート」…?あくまでもブログネタだよね?(笑)簡単に回避する方法は前後の文章で想像できるようにしてから「スカ○ト」などとすれば、いいかもしれません。しかしこの場合、丸に「ウ」が入ってしまったらアウトですけどね(爆)。

知人さん、一所懸命に説明してくれたんでしょうけど…残念でしたね(爆)。
shibaさん  2008年03月26日 23:42
ルノさん、こんばんは。
shibaさんの後をついて参りました。(笑)
インパクトのある素敵な色合いになりましたね。
(赤と黒に”色合い”って変?)

私も「しょこたん」って知りません。
「しょたこん」なら分かりますけど。
世間知らず3人目候補。

うちなどにも、トンでもない検索語句でやって来る人達がいらっしゃいますね。
それと、一度自分の記事のタイトルで恥をかいたことがあります。
検索サイトの固い学術的なページの中に混じって、ひとつだけふざけたページがあって・・・それがうちでした。(恥)

聖も俗もごっちゃ混ぜが、ネットの世界ですね。
エスツェットさん  2008年03月27日 00:56
哲学の究極命題は「なぜ生きているのか?」だとすると
パンティも十分哲学的論考の対象となりうると思います。

何故生きているのかを問う時、生きていると言う事の定義、
生命とは何ぞやを決める要素として自己複製が大事な要素。
さて、自己複製、生殖に関連して、性の問題があります。
自己の意識が自身を男性、女性、中性、あるいはそれ以外の性として
認識するのか、その認識と生物学的に他者が判定する性別と
一致しているか、矛盾しているかもセックスとジェンダーの問題として
広く議論されているところです。

猿の発情期の尻や、鳥や蝶の派手なディスプレイは人間においては
より高度に記号化されその象徴の一つとしてパンティがあります。
パンティ=猿の尻 と考えられる部分がある訳です。

パンティの構成自体も、色が赤やピンクで血を表し、フレアは襞、
紐、レースなどが拘束を象徴するものと考えられます。

まさに、人間が社会化する中で、胸を隠すなど宗教的に制約された
自然的、肉体的な性的象徴の表現の代替として文化的な性的象徴の
衣服が男女別に発達し、パンティはその隠蔽する部位から言っても
代表的な女性の象徴であるからこそ、フェティシズムの対象となりうるのでしょう。

人間は、生殖事態も自然な状態から変性させ、より文化的な行為として
発展させてきました。だからこそ、男性上司がOLを近所の定食屋で奢るのは
問題なくても、高級レストランでフルコースに誘うのはセクハラになります。
この場合は高級レストランでの食事に文化が性的な意味を持たせているからです。
このような、高度に記号化された性文化の中では、より不自然な状態が
より大きな繁殖をもたらしたり、あるいは繁殖自体が仮想化され、
性的であること自体が、仮想繁殖に結びつく快楽の増進につながります。
つまり、変態であればあるほど、快楽は大きく、仮想であれ、現実であれ
自己複製の目的に適っているということになるのではないでしょうか。

隠せば、隠すほどエロティックになり、異性装などの不自然な状態ほど
エロティックになります。最近流行のエロカワなどの露出過多は反って
性的象徴性を失って、カワイイと表現される非性的な子供っぽさ、
性的な未熟さを表すように思います。

そういった意味で、禁忌な対象、尼さん、後家さん、女学生などが
昔から一番萌る対象とされてきました。それらの頂点は、
レース、フリルをふんだんに使ったウェディングドレス、幾重ものペチコートに
守られ、ピンクのパンティを穿いた、処女の花嫁は、文化的な性的象徴を総て
備えた究極のエロい女性の理想像ではないでしょうか。
traviataさん  2008年03月27日 04:17
あまりにマイペースの私を見捨てず、早々と反応していただきありがとうございます。赤は狂気の色?

shibaさん、誰の1日も24時間なのに、なぜに私はテレビを見る時間をひねり出せないのか、自分でも謎です。

しょたこんをご存じとは、エスツェットさんはかなりマニアックなかただったのですね。そういえば、その知人はデペッシュモードとか聴いていました。

traviataさん、熱弁をふるっていただいたのですが、コメントのお知らせメールにスパム警告がついてしまいました。ソフトが自動的に判別するわけでして、削除まではしませんけど、何が問題だったんでしょう。尼さん? だとしたら、私のこのコメントもスパムになったりして。ふははは。・・・。
ルノさん  2008年03月28日 20:27
スパム警告がつかない文章は文化的でない?!
サブカルチャーの更に下層にこそ、人間の真実は存在する。

哲学者や詩人など、
高みに上ろうと志すものほど転落し、
極北を目指すものが昇天する。

現代は、末世であり黙示録の世界が現前していると思いますよ。
ルノさんのブログもかなり、極北だったりして。
traviataさん  2008年03月29日 00:33
えーと、traviataさんはいろんな分野でバリバリ活躍中、みたいな印象もありますが、ご自分のブログをお持ちではないのでしょうか。好きなことを好きなように書けるというのもけっこう快感ですよね。
ルノさん  2008年03月30日 19:48
再度、お邪魔します。

自分ではこれで普通なつもりなんですけど、マニアックってものなんでしょうかね?
デペッシュモード大好きです。
歌詞が稚拙とか顔だけバンドとか、クソミソに言われたりもしますけど、そんなことどうでも良いんです。
知人さんによろしく(笑)
エスツェットさん  2008年03月30日 23:35
「トンボに学ぶ」にコメント書けません(泣)
私はどんな分野でもバリバリ活躍しない落ちこぼれです。
家でゴロゴロしてたら、収入激減、体重激増でヤバイ!
ネットとテレビ観て、楽器で遊んで食って寝る。
ほぼニートなんですが、年齢制限でニートにも勘定してもらえません。
だもんで、自分でブログ作るのも、ネタ探すのも無理めなものぐさぶりです。
寄生してるみたいで・・・・すみません。

ルノさんのブログ、どんどん哲学的になってますね。
「トンボに学ぶ」を読んで、トンボの様に生きてみたい〜って思いました。
あっそりゃぁ「極楽蜻蛉」か。
traviataさん  2008年03月31日 00:34
エスツェットさん。知識だけマニアックなかたもいらっしゃいますね。
> 知人さんによろしく(笑)
はい、今度会ったときに。
よくもネタにしたわねと怒られそう。

traviataさん。ニートとはうらやましい。
ネタは頭の中にいっぱい詰まってるんじゃありませんか。一度ブログを持つと、(人によっては)病みつきになるようです。
ルノさん  2008年04月01日 15:55
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