2009年01月19日

他人の歯ブラシ

歯ブラシを他人と共有して平気な人はあまりいないと思います。
タオルや箸などに無頓着な人でも、歯ブラシの使い回しだけはごめんだと言うに決まってます。
どうして嫌なのでしょうか。

赤瀬川原平によれば、『粘膜と外皮の差』だとか。
タオルなら外皮だから大丈夫だけど、歯ブラシは口中の粘膜に触れるから許せないのだと。

えっ、そんなもんかいな。
粘膜の接触を辞さない夫婦や恋人間だって、最低限、歯ブラシは分けたいのが普通の心理ですよね。

はっきり言って、歯ブラシは汚いものです。
歯磨きのあと水ですすいだ程度では、毛の間にはさまったペーストや食べかすは完全に落ちていません。固形物をきれいに洗い流しても、細菌だらけです。ぬれたまま放置すると、次に使うまでに菌の数は爆発的に増えているはずです。
それは他人の歯ブラシも自分の歯ブラシも同じこと。自分のが人のより清潔なわけじゃないでしょうもん、一般的に。

ならば徹底的に消毒すればオッケーなのか。漂白液に浸し、アルコールを吹きつけ、熱湯をかけ、日光で乾燥させる。
・・・やっぱり嫌ですよねー。完全滅菌したパパの歯ブラシよりも、バイ菌うようよの自分の歯ブラシのほうが安心できると思いません?

きっと歯ブラシには、単に衛生観念では割り切れない、何かまがまがしくも頑なな所有意識がつきまとっているのです。

だけど自分の歯ブラシだって躊躇するときがあります。歯磨きの途中、口の中が泡だらけになったり持ち替えたりして一旦出したら、その生ぬるいままの歯ブラシを歯茎に当てるのは気持ち悪いじゃありませんか。

このごろはタオルや食器、スリッパなども家族と共同使用したがらない人が増えています。
手を拭くタオルならいいけど、顔を拭くタオルは断固別にするという人もいます。その手で顔を触るくせにさ。
私は実家に帰ると、トイレの温水洗浄は使いません。箸は塗りかプラスティックなら洗えば平気。
どれもこれも気分の問題なのです。

先日図書館に行きましたら、素足にサンダル履きの、見るからに不潔っぽい人が椅子に座って本を読んでいました。片足を膝にのせて、その真っ黒な足指を手でもみもみしながらページをめくってるんですよ。うへえ。どうか本の好みが同じでありませんようにと祈ったのでした。
しかし。見た目だけで判断しちゃいけません。
小奇麗なカッコしてても、はなをすすってぬれた指で本に触ってる人だっているんだ、全くもう。
タダで本を借りる以上、多少のことは覚悟しておかなきゃとは思うんですけどね。

確かに気にし始めたらきりがありません。
本屋でもスーパーでもデパートでも、私たちは誰がどんな手で触ったか知れないものを、選び、買っているわけです。
焼きたてパン屋さんでは、むき出しのパンが並んだ棚のそばで咳をする客もいます。
ブティックで倉庫からまっさらの新品を出してきてもらったとしても、そのパッケージにはすでに店員さんほか相当数の人の指紋が残っておりましょう。

普通程度に健康な人間なら、ちょっとやそっと汚い目に遭ったって、病気になることはまずありません。
わかっちゃいるけど、気分ってものは理屈よりも強いんですよね。
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投稿者:ルノ 23:53 | コメント(7) | トラバ(0) | 世相=世間相場?
この記事へのコメント
こんにちは。
サンリュウシュについて調べていたら、自力で治すという字に惹かれて訪れてみました。
一ヶ月ほどはれっぱなしですが、眼科で注射か呪術と聞き、げっ!!って感じになり、自力でなおせないかなと思っていました。だって、今は手術で治るけど、大昔なんて注射なんてしなかっただろうに、腫れっぱなしで一生暮らしたってこともなさそうだし。アロエが効くんですかね?一度試してみて、食生活もあってないのかもしれんし、見直そうかなと思います。でもこのまぶたの中の豆が破裂するのが待ち遠しいです(笑)
よしさん  2009年02月13日 13:59
なんかさっきコメントを送ったけど、えらい変換間違いしてました。
よしさん  2009年02月13日 14:01
こんにちは。霰粒腫の記事をご覧くださいましてありがとうございます。
その中にも書いておりますように、アロエがほんとうに効いたかどうかはわからないし、何しろ非常にかゆいので、あまりおすすめはできないんですけど・・・。
手っ取り早いのは手術ですが、現代社会で霰粒腫がこんなに増えたのはストレスの影響もありそうなので、案外呪術のようなもので治るかもしれませんよ。

そういえば私も変換ミスをしてしまいました(記事を生地だなんて)。その後管理人権限で訂正しましたけど。
管理人ルノさん  2009年03月02日 15:33
はじめまして。こんにちは。友人の依頼で英語のホームページを作ることになり、こちらのサイトまで行きつきました。
参考にさせていただきます。
ブログと全く関係ないコメントでごめんなさい。

ayamimiさん  2009年03月13日 17:16
ご訪問ありがとうございます。
英語サイト作成のお役に立てれば嬉しく思います。最初はちょっと苦労がありますけど、やり甲斐は大きいですよ。
管理人ルノさん  2009年03月17日 07:42
ルノさん、こんばんは。

社会の清潔志向の度合いとアレルギー患者数には正の相関関係があるそうなので、どこらで手を打つかが難しいですね。

でも、何だか図書館に行くのが怖くなりました(笑)
足の指を無意識に触る人を見るのは非常に苦手です。
無意識でのことなので、自分自身がいつもどうだかは実は知らないのですが・・・
エスツェットさん  2009年06月17日 02:38
エスツェットさん、こんにちは。
そういえば回虫が幅を利かせていた時代にはアレルギーなどなかったなんて話を聞きますが、ほんとうかしら。
手の指も足の指も一枚皮だと思えば平気になれるかというと、そんなものでもないですねえ・・・。
ルノさん  2009年06月18日 21:46
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