2007年02月12日

臍を噬む(ほぞをかむ)

ほぞとはおヘソのことです。
噬むは噛むと同じ。ニュアンスとして、噬は前歯でかぷっと、噛は奥歯でしっかりと・・・みたいな。噬にはついばむという意味もあるのです。

へそをかむなんて、いったいどうやったらそんなもん噛める〜ん?

受難』のフランチェス子さんのようにメチャ柔軟ボディの持ち主が、イヤミみたいな出っ歯だったら、歯が立つかな。
普通の人間にできるのは、他人のデベソを噛むくらいでしょうね。

ので、「ほぞをかむ」とは不可能なことのたとえです。
違うって。まあ、同じといえば同じだけど。
おおもとは噬臍(ぜいせい)という熟語で、晋と楚の勢力争いを書いた『春秋左氏傅』(左伝)が出典です。へそには口が届かないから、いくら後悔しても間に合わないのだ、と。

一般に「悔やむ」「後悔する」の意味で使われます。後悔はどのみち手の打ちようのないときにするものですが、「臍をかむ」は後悔の程度を上げて「激しく後悔する」が適当なようです。

「切歯扼腕」「歯噛み」「歯軋り」など、悔やんだりくやしがったりするときには歯の出番が多いですね。あまりぎりぎり噛み締めると歯が磨り減るのでご注意を。
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投稿者:ルノ 20:35 | コメント(4) | トラバ(0) | 辞書と戯れる
この記事へのコメント
字を書く為に検索したら逢いました。
大いに参考になりました。
臍を噛む(これしか転換しない)ほど体の柔軟性はありませんが、歯は32本健在で能力ありです。
阿部正俊さん  2007年11月06日 16:19
ご訪問ありがとうございます。
参考にしていただき光栄ですが、素人は時たま意図せぬウソを書くこともありますので、
どうぞご用心を。
ルノさん  2007年11月08日 20:28
難しいけど「臍を噬む」(ほぞをかむ)は勘で
読んだ。
デリバードさん  2011年05月10日 01:15
漢字を勘で書くのは難しいけど、勘で読むとしばしば当たっていることが多いですね。
ルノさん  2011年05月12日 07:22
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