花や絵や置物などで部屋を飾ることが嫌いです。もちろん人形やぬいぐるみを飾るのもごめんです。
部屋だけではなく、万事において装飾に無関心なのです。このブログだって、質実剛健ってイメージでしょ。
本人もアクセサリーはめったに着けません。アイメークもせず、常に清潔を心がけているのに、なんでものもらいなんかになるだあ。(T_T°
そうそう、部屋の話だった。
昔、ワンルームマンションに住んでおりました。白い壁にライトブラウンのフローリング。
住み始めたころ、何冊かのインテリア雑誌を購入しました。部屋を整える参考にするためではなく、自慢のマイルームに取材に来てもらおうともくろんだのであります。いやはや、世間知らず。
で、誌面に採用されている事例を見て、その気が失せました。
うちのように殺風景な部屋は、どの雑誌にも載っていなかったのです。「だから新鮮味がある」との捉え方もできましょうが、インテリアデザインに対する考え方に根本的なギャップを感じてしまい、かかわり合いたくなくなったのでした。
極めつけは、あちこち探し回って購入したウールのアクセントラグと全く同じ商品を敷いた家が紹介されていたこと。そりゃあ市販品だからいくつあっても不思議はないけど、たまたま買った数冊の中で遭遇するなんて。たいそう気に入っていたラグだけに無念のきわみ。そのお宅はよそに比べるとすっきりしていて、センスの良さが光っていましたが。
「根本的ギャップ」と申しましたが、これは雑誌社と私の間ではなく、世間と私の間に横たわっているようです。
誰しも自分の城を持ったら、きれいに飾りたいものです。普通に暮らしていると、いろんな装飾品を入手する機会が多く、好むと好まざるとにかかわらず増えていきます。
ごてごて飾るのが嫌いな人でも、観葉植物くらい置きたいでしょう。空気を清浄にし、心を癒す効果もありますし。
それさえ嫌というのは、心がすさんでいるあかしではないのか。
実際、年月を経るにつれ、いろんなガラクタが増えていきました。おまけに壁にはブタを貼ったし(無理にはがしたら壁紙が破れて蒼ざめました)。
家具を買い足して手狭になったので、2LKに引っ越すことにしました。
引っ越し業者が見積もりに来て部屋を見渡し、「あー、これなら5万円でいいですよ」とのこと。
が、引っ越し当日、積み出しに来た作業員は仰天したようです。
こんな小さな部屋に、こんな大量の荷物があったとは信じられない。よそから持ってきたんじゃないか、と。
でも正真正銘、全部そこにあったんです。
その部屋には押入れやクロゼットがなく、部屋の一部がへこんでいたので、その前にカーテンをつけて押入れ代わりにしていました。当座使わないものはすべてそこに整然と収納し、見える部分はいちおうスッキリ。むろん見積もり担当者には、その中も見せたんですよ。
トラックが小さくて2回に分けて運ぶこととなり、彼らは5万円分をはるかに上回る労働をさせられたのでした。
新しい住まいは以前の倍以上の面積がありますが、ここも大量のガラクタに占領されていきました。
今や我が家は「すっきり」とは程遠く、どこも物置部屋と化しています。
相変わらず飾り気はありませんが、本棚のガラス扉の中には装飾品めいた小間物が雑然と置かれていて、いかにも見苦しい。モンローのポスターはUSB抜き差しに邪魔だから撤去しました。種から育てて順調に生育したあげく茶変して死にかけているアボカドの鉢などは、捨てるに捨てられなくて悩みの種。
本棚といえば、いつだったか本の整理をしたときのこと。
古い雑誌や好みに合わない単行本など、捨てようとした本がちょっとした山をふたつ築きました。しかしそれらの本が入っていたはずの本棚には、依然として本がぎっしり。手品みたいと我ながら感心したほど。
そんなふうに、根は収納上手なのだから、本気で片づければ広々空間を取り戻せると思うんですけど、なにぶん面倒で・・・。
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