料理は不得手だけど、包丁は自分で研ぎます。
もっとも、ここ何年か放置していました。
そもそも包丁がステンレス製で、メチャクチャ安物ではないにしても、切れ味がいいほうではありません。切れ味というものは、知らなければ知らないまま、そんなもんだと思って慣れてしまいます。
手持ちの砥石はごく普通の直方体の石で、引っ越しのときに実家から持ってきました。
昔はこまめに研いでいたのです。研げばそこそこ切れるようになって気持ちいいし。
ところがですねー、研ぎ方が完全な自己流でした。それに気づいたのはかなりの年月が過ぎてからです。
どういうふうに間違っていたかというと、砥石の真ん中しか使わなかったのです。
包丁の刃が砥石からはみ出るように、つまり砥石の長い部分に垂直(というより斜め向き)に当てるのが普通とは知っていましたが、手っ取り早く研げるように、長いほうに平行に当てて、はみ出ないようにこすっていたんですねえ。そうすれば刃全体を一度で研ぐことができますでしょ。
そんな邪道研ぎでもちゃんと切れるようになるんだから、包丁ってのは節操がないですね。
しかし砥石はさんざんです。長年そうやっているうちに、真ん中だけがへこんできたのです。研ぎにくくなって、ヘタすると刃こぼれするようになりました。
新たな砥石か、素人でも使いやすい研ぎ器を買うことは考えず、包丁研ぎをやめました。で、切れない包丁に慣れてしまったわけですね。
最近になってあまりのなまくらにイライラするまでになり、なんとかしようと再び砥石を出しました。砥石を磨く石が世の中には存在するらしいが、わざわざ買う気にもならず、要は砥石が平らになればいいのだから、我が家にその石の代用品がないか検討。
見つけたのが30センチ四方の大理石板です。年末に捨てようとしたけど、重くてゴミ袋が破けるので断念。
砥石を濡らして大理石のざらざら面に押しつけて滑らせていたら、次第に表面の水が白と茶のマーブル模様に濁ってきました。大理石も砥石も表面が溶けてきたみたいです。気長にこすり続け、最後は大理石のつるつる面で仕上げ。
見事に平らな砥石になりました。バンラーイ。
改めて正しい方法で包丁を研いだら・・・うわ、うちの包丁ってこんなに切れるもんだったの?
なつかしの切れ味がよみがえりました。
以前は油揚げを刻むのに、まな板がべたつかないように揚げが入っていた袋を敷いて切っていたのですが、今回そのようにしたら、袋まで切り刻まれ、選り分けるのに苦労しました。
おまけに、指先についた切りくずを包丁の刃で払ったら(いつもそうしてるんですよ)、スパッと皮膚が切れて、血がじわり。たいした怪我ではないものの、これまでの調子で使っちゃいけないと気を引き締めたのでありました。
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刃物を愛す
Excerpt: 切れ味のいい刃物は快感を呼ぶのであります。 オトコの子がナイフを持ち歩きたい気持ちってよくわかるなあ。
Weblog: コチョコチョ胡蝶
Tracked: 2007-03-31 21:12
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えとぉ〜トラックバック先もルノさんでしょうか?(笑)むむぅ、いろいろ頑張ってらっしゃるんですね!
私はトラックバックしてくれる人の悪口を言う人ということになっちゃいました。ときには見て見ぬふりも助かりますけど・・・。