懐かしむ年配者の中には和装だったと思い込んでいる人もいますが、洋装(ワンピース姿)がスタンダードです。
現代でもその独特のかわいらしさに惹かれてコレクションしたり制作に取り組む人々は多く、ネットで知り合った中にも愛好家がちらほら。
人が作ったのを見ると可愛いんだけど、私にはあまり関係ないような気がしていました。実物を見たことはありません。
その文化人形を作るはめになったのです。
依頼人は文化人形という言葉はご存じないようでしたが、ボンネットをかぶって目が大きくて、『きいちの塗り絵』みたいな顔のなつかしい人形がほしいとのこと。
ネットでいくつか見て回ったけど、作り方やボディ構造などがよくわからない。私のように太っ腹にレシピを公開している人は少ないのですね。
あきらめやすく深追い苦手なので、自己流で敢行。
ボンネットをかぶっていて目があんなふうにシュールならばそれらしくなるような気がしたんです。
でも実際にやってみると、バランスが難しくて、頭も胴体も3度くらい作り直し。すごくアンバランスに見えるプロポーションも、奇妙な均衡の上に成り立っているようです。それを極めるにはもっとたくさんトライすべきなのだけど、この辺で妥協しました。
文化人形服と帽子は化繊のちりめんです。
身長は58センチで、顔なんか幼児並みに大きい(大きすぎ?)。本式の文化人形には頸がないように見えるけど、これは一応あります。ボディも手足も普通の綿詰めぬいぐるみなので、抱き心地はいいかも。
服はなぜか着せ替え可能です。帽子を取ったら頭全体に髪があります。毛糸だけど。
この文化人形、日本独特の趣があるのですが、外国でもけっこう人気です。ずっと前イタリアの人から、とってもキュートだから作り方を知りたいと問い合わせを受けたことがあります。洋風なのに純日本的なんて、不思議な人形ですね。
付記:
文化人形の歴史や作り方を知るには『リンゴ姫とキンギョ姫。
重量ってどうですか?観賞用じゃなく抱き人形だと、猫か小型犬ぐらいの重量感があると好みです。
> スカートをも少し長くして、ペチコートなど穿かせても・・・
私も後になってそのほうが良かったなあと思ったんです。
初めてだし、本格的な作法は知らなくて、「文化人形もどき」といったところです。
次回は・・・でも、また作る予定はなくて。
大きさは赤ちゃんくらいですが、柔らかくて、重さは500グラム程度ではないでしょうか。抱いても手ごたえはなさそうです。
「リンゴ姫とキンギョ姫。」の本を購入しました。型紙も付いていました。
「巨大文化人形」はこの型紙の2倍位の大きさにしたのですか?
教えて下さい。
宜しくお願い致します。
これを作ったときには「リンゴ姫とキンギョ姫。」は手元になく、全くの我流でした。型紙というほどのものも使わず、適当に切って縫ったという感じです。
もしあの本に載っていた型紙を2倍にすると、もっと脚の長い女の子になりそうな気がします。
にじむのは絵の具を水で溶いているからだと思います。コツをつかんだら、薄め方によって濃淡を出すことも可能ですが、最初はほぼ原液を使ったほうがよいでしょう。細かいところは、針先や爪楊枝の先などに絵の具をつけて描きます。
どうしても難しいようであれば、アイロンプリントを利用するという手もありますが・・・。