生活に花があると、気持ちもうるおいます。かくいう私、今年からまた蘭を育てることにしました。
そこで思いつきをひとつ。男性、特に中高年の男性におすすめしたいのです。胸元に花を飾ることを。
コサージュのようにごてごてしたものではなく、選び抜かれた1輪の地味な花。
結婚式で花婿がボタンホールに花飾りをつけますよね。花嫁のブーケとおそろいで作ることが多いようです。
ブトニア、ブートニア、ブートニエールなどと呼びますが、ブーケのブー、ではなくて、ブトン(フランス語でボタン)から来ています。
ブーケを贈られた女性が「あなたの愛を受け入れます」という返事の代わりに、ブーケから1輪の花を抜いて相手の胸に挿したことが起源だと、『ブーケと花飾り』というムックに載っていました。
男性が花を飾るのはそのときくらい。普段は殺伐としてます。
日常に花のアクセサリーを取り入れれば、目にも華やかだし、心も癒されるし、花の香りでオジン臭がわずかでも緩和され、なかなか粋ではありませんか。
そういうことが流行して、いや、習慣となって根付けば、日本文化も成熟の証。
花は自然の存在だから、年齢問わず似合います。服装もさほど選びません。白い花はなんにでもぴったり。
きんきらネックレスやブレスレットよりはずっと控えめでおとなしく、上品です。
むろん生花が一番です。
駅前の花屋さんやキオスクで、毎朝通勤客を当て込んで一個50円〜300円程度のブートニアを作って売り出します。夕方にはしおれるから、需要は尽きません。景気も高揚。
初対面の相手と話すときは、互いの胸の花を枕にすればスムーズだし、商談も和気あいあい。
花言葉や花カレンダーなど、花にまつわる話題が交わされるようになり、花の名前や原生地など知識が身につき、家に花を飾ったり、園芸に興味を持つ人も増えるでしょう。
余裕のない人は造花でもかまいませんよ。花ごとに同系の香りのコロンをセットにして、毎回吹きつけてはいかがでしょう。
男の人がやけに人造的な香りをまきちらすことを好まない人々は多いのですが、花が香るなら問題ないと思います。
普段は造花でも、デートのときは新鮮な花にしましょうね。
女性は花をつけちゃいけないのかって?
それはもう、好き放題なんでも飾ってください。でも金銀パールを初めとして、いろんなアクセサリーを選べるから、花くらい男性に譲ってもよろしいではありませんか。

イメージ検索してみました。清楚な白い花ですね。香りもたいそう良いとか。