パンティだのスカートだのと、当ブログには「はく」話がいくつかありまして、コメントはそのあたりに集中しちゃっています。
変換機能もかかわっているのか、「履く」と打つ人、「穿く」を使う人、さまざまですね。
服飾分野ではほかに「佩く」という語があります。腰に下げたりはさんだりすることです。わが国では佩剣、佩刀などもっぱら武器を帯びることを指しますが、もともとは数珠みたいな飾りを腰に吊るすことだったようです。
で、「穿く」と「履く」はどう違うの?
「雨だれ石を穿つ」といいます。「穿」の字源は牙で穴をあける。穿孔とか穿鑿とかの熟語もそういった方面。「衣弊履穿」とはボロ服にボロ靴ということ?
なぜに「穿く」がズボンやパンツを身に着けることになったんでしょう。手持ちの小さな漢和辞典には、そういう語義は明確には記載されておらず、熟語例も穴ぼこ関連のみ。もしかして日本で意味づけされたのか。
「穿く」を国語辞典で引くと、「はかまやズボンなどに足を入れて腰から下に着ける」とあります。なるほど、穴のあいた衣装に足を通すから「穿く」なのですね。
一方の「履」は、履物(くつ)を意味します。字形の成り立ちは人が舟形の木靴をはいているようす、とな。
履物を指す漢字はいくつかあり、材料や形によって分けられます。履は主に革製の短靴で、いっとう一般的なものです。革が化ける「靴」は、どちらかというと丈長のブーツ。
古代日本では中国風なくつを履いていたようですが、次第に鼻緒のついた草履や下駄が主流となりました。夏の多湿と甲高幅広の足型に被甲型の履はつらかったのでしょうか。
明治維新以降、合わない欧米型の靴に無理やり足を押し込めてきた弊害は甚大なものがあります。いや、脱線。
履行、履修、履歴などの熟語に見られるように、「履」には「踏む」から派生したらしい「行う」「経験する」といった意味もあります。なべて人の行為はしっかり足を踏みしめることが基本となるわけです。
ともあれ「履く」は足先の靴に限定されます。穴もあいてないし。サンダルはどうなんだーと突っ込まれそうだけど、それはデザインのバリエーションに過ぎません。
靴の亜型と見える靴下はどうなのかというと、これが「穿く」なのです。新品だろうと、はき古しの穴あきだろうと。
レギンスやパンストは「穿く」が合いそうだけど、ソックスにはなんとなく納得がいきませんね。
足袋や靴下は履物ではなく衣類として扱われたということでしょうか。足袋や靴下を意味する「襪」は衣へんです(韈という異体もありますが)。
足先にかぶせるものだから、「履く」としても違和感はなく、間違いとまではいえないようです。
そんなわけで、パンツやスカートを「履く」としている表記も多数見受けますが、常用漢字外だから代用しているケースも考えられます。あまり厳密に当てはめようとすると疑問点も出てくるし、無難なのはひらがなでしょうね。
私はひらがなを含め、不統一の姿勢です。同一エリアに表記ゆれが多在することは、昔だったら許しがたいと思ったのに、ウェブ上では意識して揺らす習慣がついてしまいました。我ながらバカバカしいと思いつつも。
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JA竜ケ崎市のWebサイトはトップページのmetaタグ"keywords"に次のように埋め込まれています。
…竜ケ崎市,竜ヶ崎,龍ヶ崎,龍ケ崎…
どれで検索されてもヒットするように、という涙ぐましい?努力なんでしょうね。はい。たしかに、わざと揺らしているのだろうと思われるサイトはありますね。
Googleさんのフレーズ検索は次のとおりでした。いい勝負です。
"足袋を穿" の検索結果 約 1,330 件
"足袋を履" の検索結果 約 1,380 件
『基本だよ、ワトソン君』 1,120件
『初歩だよ、ワトソン君』 1,010件
複数ワードだと、ワトソンもワトスンもまぜこぜで出てきます。けっこう進歩してきたのでは?
謎は解けたよ、ワトソン君 の検索結果 約 1,360 件
"謎は解けたよ、ワトソン君" の検索結果 約 5,960 件
なぜに、フレーズ検索のほうが多いのでしょう?
ttp://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/6130/kanji/hyogaiji/dic5.html
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穿くはズボン、スカートなど脚を通して身に着けるもの、
履くは靴、靴下など足の下に敷くものに使う。
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うーむ。ロングブーツは「穿く」でもよかったりして…。
謎は解けませんね。数え方の違いでしょうか。私は30件表示にしているので、正味200件程度だと判断できます。
総件数なんてサイコロ振って決めているのかも。
とあるキーワードの該当ページが約1,000万件あったとして、じゃあ1,000万件目はどんなページだろと興味を持つ人はいるはずですが、たぶん到達できないでしょう。ブービー賞とかラッキーセブンとかワンクリックで行けても別に面白くはないけど。
『足の下に敷く』とは的を射た表現のようです。甲をすべて覆う必要はないわけです。
穴には行き止まりがある洞窟型と貫通するトンネル型があり、穿が着用に使われるようになったのは後者タイプだからではないでしょうか。
いるはずですが、たぶん到達できないでしょう。
ドキっ。1000万件ではさすがにやりませんが、1000件ぐらい
なら、平気でブービーを探す人がいるようですよ。はい。
●謎は解けたよ、ワトソン君
最も的確な結果を表示するために、上の337件と似たページは除外されています。
●"謎は解けたよ、ワトソン君"
最も的確な結果を表示するために、上の180件と似たページは除外されています。
なあんだ。横暴なGさんって人騒がせ?
> 正味200件程度だと判断できます。
鋭い。
> 甲をすべて覆う必要はないわけです。
そうですね、スキーは「履く」ですもんね。
私の感覚では、地下足袋は「履く」です。
すると、足袋や靴下も「履く」でなければ具合が悪いなあ、と。
まあ、スカートに「履く」は使いませんけど…。
あっ、そうこうしているうちに背後にメスカマキリの気配が…。
ん、気のせい?
私は30件以内で事足りると思っているので、それ以上進むことはめったにありません。
現実には、SEOなどに血道を上げず下位にあるページがより充実した中身を持っていることが多いんですけど・・・。