値上げラッシュの秋。
だというのに、ページランクはまたまた下がってしまいました。
今や我がサイトで4を保っているのは、8月に新設して引っ越した某英語版くらいです。これは被・発リンクともに少ないので法則がつかめず、ランクを上げるための方策はもはや手詰まり状態。
思い切って縦横無尽のリンクを取っ払おうか。
今回のランク切り下げは、有料リンク(テキストリンク広告ともいう)を設置している高ランクの人気サイトやブログが狙い撃ちにされたということで、世界中で話題の的。かねてよりグーグルは、密告フォームを設けたり、リンク販売行為に警告を発していて、そのペナルティが目に見える形で現れたと受け止められているようです。
ページランクの数値と検索結果の順位とが連動しないことはすでに常識で、ランクが下がったとてリンク取引当事者の双方に実質的損害は見られないと聞きます。
とはいえ、それは現時点での観察であって、今後ペナルティ続編が次々と発動されない保証はありません。それはいかに有料リンクを見破るかというテクニックにかかっているのですが。
さして人気のない、あるいは低ランクページでも、有料リンクのお呼びがかかることはあるらしく、身に覚えのあるウェブマスターは、これ以上さびれたらどうしようと戦々兢々、だったりして(他人事?)。
また有料リンク設置先を探す業者などはページランクをひとつの目安にしていると思われるので、今後の方針を練り直す必要もありましょう。
グーグルだって罪深いと思いますよ。
そもそもウェブページの評価を10段階の数値で示すとは、なんと不遜な行為であったことか。創始者本人も当初はいいアイディアだと自負していたに違いなく、そのあざといまでの明確さが人々に支持されたのも事実です。
明確たってねえ、ページランク3と円周率3.1415...を比べたら、円周率のほうがよっぽど明確じゃありませんか。つまり根拠のある数字なのです。
それでもSEOをつつく人がページランクを妥当なものとして甘受したのは、個々の事例が曲がりなりにも納得のいくものだったからでしょう。基本方針は開示されていたので、ランクが売り買い可能と気づいた人々の間で札束が飛びかう事態になるのは予想されたはず。
ふと思ったのですが、有料リンクにお金を払う人(企業)は、むろんお金を得るのが目的です。ほんとうに費用分の効果が見込めるのでしょうか。
有料リンクに大金を投じて期待できる成果は、狙ったキーワードで上位表示されることのみ。アクセスが増えるとか、売上や利益が伸びることに直結するわけではないのです。
どうせお金を払うなら、広告を載せるのがオーソドックスだし、見た目もわかりやすい。
ただし広告はいかにも広告です。広告を嫌う人は無視します。
その点無料の検索エンジンで上位表示されると、実力があるように見えます。検索エンジンへの信頼がそのまま上位サイトへの信頼にシフトするのです。だからリンクを買う。コルセットや補整下着で締め上げるのはごまかしだから、脂肪吸引を選ぶ、みたいなもの?
お金を払ってまでリンクしてほしいサイトは、内容が充実していて評価が高いゆえにあちこちからリンクされ、ランクが高まったという歴史を持ちます。
自社サイトそのものを自力で充実させ、人にリンクしたいと思わせる濃い内容のものに仕立て上げれば、後ろ暗いリンク売買に手を染めずとも、同じ結果を得られるのに。たとえ回り道でもそれが王道。
要するにそういうノウハウを持たないから、手っ取り早くカネで解決・・・となるんでしょうね。
しかし、サイトに魅力を付与するノウハウがないのは致命的ですよ。
いくらお金で検索結果を上げたって、検索してやってきた人が魅力のないサイトと取引する気になるでしょうか。
つまらないサイトが上のほうに来ていることへの不快感は、検索エンジンへの不信につながります。実際、有料登録サイトを優先するヤフーはそれで評価を落としています。お金で検索結果が左右されることをグーグルが恐れるのは当然です。
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