2013年12月31日

世の終わり

世界が終っても

そういう店名なのであって、固有名詞にツッコミ入れたってしょうがないのですが、「言葉の意味」について、いろいろと考えさせられる「短文」ではありませんか。

「世界が終る」とは、いったいどんな状態を指すのでしょう。
そもそも「世界」とは?

わが家の辞書で「世界」をひくと、3番めに「地球上のすべての国」と載っています。この場合はこれでしょうね。

たとえば小惑星だか巨大隕石だかが突進してきて、その衝撃で地球が粉々になっちゃえば、まずは確実に世界が終ったといえましょう。
生物は死に絶えて、店だって跡形もないはずです。それって「心配する」程度で済む事態か? というより、心配する人がひとりでも残っていたら、「終わった」とはいえないんじゃない?
もちろん「開いてないじゃないか、ウソツキ」となじる人もいそうにないぞ。

超強力なヒトキラーウイルスによるパンデミックで、瞬く間に人類のみ絶滅したら・・・これだって世界の終わりでしょう。「世界」という概念を作ったのは人間なのだから。

「店が開いている」とは、通常は「営業している」ことですが、単に、扉が開く/シャッターが上がるのだって「開く」といえます。
人がいなくても店舗が無事なら、開いている可能性は考えられます。

ところで「俺たちの店」から読み取れることもありますね。
経営者もしくは運営者が複数いて、うち最低ひとりは男性。もっとも昨今は一人称オレな女性もいるから、断言はできません。

単に「俺たちの店」とあるので、それがこの店、つまりこの看板を掲げている店ではないかもしれないという推定(こじつけ)も成り立ちます。
もしかしたら「俺たちの店」ってのは、アンドロメダかどっかにあるのかもしれません。だから世界が終っても開いている自信を持てるのだ、と。
そんなこと、今の人類には世界が終らずとも確かめるすべはありません。

ここであらためて気づいたのですが、この店名は、しいていえばふたつの文からなっています。それぞれ独立しているともみなせるのです。
つまり「俺たちの店」は「世界が終った後も開いている」とは書かれていません。ならば、あれこれ考えても意味がないのかな。

俺さんたちはきっと、来店したお客さんたちと、「世界の終わり」をネタに、何度、何百度も会話を交わしたことでしょう。

私もそこに加わってみたい気持ちがちらっとわかなくもないけど、実はいまだかつて「開いている」のを見たことがありません。何百度となく前を通っているのに。
日中しか出歩かないからだと思いますが、案外1度も開いたことがない店だったりして。
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投稿者:ルノ 09:25 | コメント(0) | トラバ(0) | イチャモン日本語
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