子雀の生まれながらの賢者の相
上に引用した俳句、去年の今日の私のメモにありました。新聞か雑誌の投稿欄から書き写したようです。俳句には没興味なのに、よほど気に入ったんでしょうね(覚えていないので他人事然)。作者をご存じのかたはお教えいただければ幸いです。
雀の顔が賢そう?
童話の中でしばしば知恵者の役回りを演じるフクロウは、その顔つきの重厚さを買われたようです。同じ鳥類でも雀はおっちょこちょいのぱーぷりんってイメージじゃありませんか?
我が家のベランダには毎日雀がやってきます。私が米粒やパンくずをまくからですけど。まいたあと網戸を激しく閉める(でないと隙間ができる安普請)と、そのバシンという音を聞きつけて集まります。
巣立ちの季節ですが、まだ子雀を引きつれた親もいます。
子雀はふっくらしていて、見た目は親よりも大きいくらいですが、羽を震わせ、ビッビッと濁った声で鳴いて親にまとわりつき、餌をねだります。自分でも拾って食べることはできますが、2回に1回くらいはいったんくわえたものを落っことすようです。
私が窓に近づくと、親雀は子供をほうっていち早く逃げるのですが、子雀はとろとろと米粒をつついては落としています。雀の親子にコミュニケーションはないのでしょうか。
いつだったか、米を袋から容器に移すとき、床にだいぶこぼしてしまいました。気前よく雀に分け与えたのですが、量が多くてベランダにちょっとした米の山ができました。と、いつもならすぐに群がる雀たちが近づかないのです。来るには来るが、手すりのあたりから遠巻きに眺めてさえずるのみ。数時間後、いつもと違う米の形状に戸惑っているらしいと気づき、山を崩して平らにしたところ、やっと食べ始めました。
雀のおツムってこの程度です。
あるいはそれが雀の生きる智恵なのか。「それ」とは過度の警戒心。
長年害鳥として疎んじられ、それでも人間の近くで暮らし続けて培われた用心深さは、人間の短絡的な眼差しには「愚か」と映るのかもしれません。
たまにメジロも飛んできます。みかんを半切りにして手すりにくくりつけておくと、運が良ければ2羽くらい連れだってつつきに来ます。メジロは雀ほど神経質ではなく、ガラス越しにのぞいても平気です。
問題は、みかんを置くと黒っぽい変な鳥が来ること。鳩よりはやや小さめで尾がちょっと長い。ヒヨドリかなと思ったんですが、鳴き声がビギャーと汚い。メジロを蹴散らし、みかんを独り占めしたあげく、大きな黒いウンチをおみやげに残します。全くかわいげのないヤツ。
というふうに、市街地でもその気になればバードウォッチングは可能ですよ。
以前住んでいたマンションでは鳩に悩まされ、室外機の後ろで雛がかえったこともありました。ここでは鳩害ゼロ。ありがたいことです。