それが日光や風雨にさらされてプラスティック部分が劣化し、表面がボロボロとはがれ落ちて洗濯物を汚すようになりました。それでも10年以上もったのだからたいしたものです。日本製って丈夫なんです。ついている洗濯ばさみも少々もろくなったけど、バネはしっかりしています。
ともあれ粉が落ちるのは困るので捨てることにしました。
新しいのを買う前に、手近なもので代用できないだろうかと頭をひねったら、思い当たりました。
スカートハンガー。

これはですね、3段になった棒に固定式のピンチ(留め具)が2つずつついていて、スカートのウエスト部分をはさむのです。1本に3枚のスカートがセットできるから、狭いクロゼットを有効利用できるわけ。私はこのハンガーを3つ買い、それぞれに6枚以上はさんでいました。重量オーバーで、時折ずり落ちたり。
とはいえ、そんな衣装持ちだったのは過去の話。今ではスカートなんか全くはきません。このハンガーも無用の長物と化し、押入れで長いこといじけておりました。
吊り下げる部分をはさみで切り取りまして(パキンと簡単に切れます)、四角い枠にひもを渡して結びつけ、田の字にします。さっき切り取った提げ手を、田の中心に結びつけます。ありあわせの洗濯ばさみをぶら下げて出来上がり。もともとついていた留め具もそのまま利用できます。取り付け方がずさんで、斜めになっていますが、使用には差し支えないでしょう。

なお、見本としてつるされているパンてぃは、昔自作したものですが、私自身の愛用品ではありません。よけいな想像はなさいませぬよう。
不格好なものを手作りせずとも、100円ショップにはかわいくて使い勝手のよいものが並んでいます。雑貨店へ行けば、いくぶん高価だけど機能性と耐久性に優れたステンレス製品も選べます。
でも、そういう問題じゃないんですよね。
このスカートハンガー、きれいでしっかりしていて、捨てるには惜しい代物だったんです。またスカートをはく日が来るかどうかはともかく、スカートハンガーが必要になることはたぶんないような気がします。
その不用品が再利用できたという点を評価したいのです。将来ボロボロになったら、心置きなく捨てられるでしょうし。
この機にほかの使い道も探し、別のスカートハンガーを帽子掛けならぬ帽子はさみとして役立てることにしました。
大掃除で出てきたガラクタなど、捨てる前によっく考えれば何かに利用できるかもしれませんよ。
付記:
実際に使ってみたら、吊り手が固定されていると干すときに不便なので、回転するように作り変えました。
見映えもいくぶんスッキリしたと思うんだけど・・・。

なるほど!使用方向を変えただけですが、見事な復活!恐れ入りました(笑)。
そうそう、トップページですが、少々変わりましたか?目次が…増えました?
目次ですか? 特に何も変えてないんですけど・・・。どうもこのごろ放置気味で・・・すみませーん。