現代人の感覚がどんどん鈍くなり、本質を見極める能力が失われていく中、誰にでもぱっと見てわかる外見のみが判断基準となってきたのでしょうか。
世の中を騒がせた人の顔写真を見ると、イロイロと納得のいく面もありますね。でも先入観が5割くらい占めていませんか。
新聞に載った顔写真の下に「幼児殺害で逮捕された○×容疑者」とあれば、いかにも憎々しい面構えだと思うでしょ。もしそのキャプションが「溺れた幼児を助けて表彰された○×さん」だったら? 子供好きで優しそうと感じるかもしれません。
インサイダー取引で逮捕された例の人物はライブドアも手玉にとってがばがば儲けていたそうで、ネズミみたいな顔つきは見るからに卑しげで、まさしく金の亡者。と、こき下ろす庶民の心境には、舌先三寸でうまいことやった人へのやっかみも含まれましょう。
片やホリエモンはおっとりと人畜無害な風貌。アンタは全然悪くない、ちょっとおツム弱くて人がいいもんで、ずるっこいネズミや側近たちに利用され騙されただけなのよ、おー、よしよし・・・つい同情しちゃったり。
彼がそう簡単に騙される人間かどうかは、経歴その他から推測しましょう。美男子でもないのに、見た目で得をしている稀有な人です。
さて・・・。
女性のバストサイズと知能指数は反比例するという説があります。
マリリンの法則とでも名付けましょうか。
むかーし読んだ星新一の小説にありました。
豊胸手術でバストをかさ上げしていた美女がいまして、ひょんなことから胸の注入物が流れ出し、ぺちゃんこになったとたん頭脳がめざましく回転し始めるという(ややうろ覚え)。
差別だセクハラだと目くじら立てませぬよう。なんたってタイトルが『ほら男爵現代の冒険
グラマー美女におツムは不要。とは男の身勝手な願望です。賢い女性を意のままに操り支配するのは難しいものですからね。何かの本には、最高の愛人は美しい唖者だというけしからぬ記述もありました。
なぜマリリン?
殺風景を旨とする我が部屋にある唯一の装飾品は、マリリン・モンローの巨大ポスター。突き出た胸、半開きの眼と唇は、なるほど知性よりは痴性を感じてしまいます。
しかし、貧しい生い立ちでろくに教養を身につける余裕もなかったマリリン・モンローは、成功した後に人知れず勉強していたと聞きました。
人を見かけだけで判断してはいけません。