2006年11月20日

辞書は重い

辞書を引くたびにちょっとした錯覚に襲われます。この辞書をうんと使い込んで熟達すれば、いずれは片手で持ち上げられるほど軽くなるんだと。
現実にはいくら使い馴染んだところで書物の重量が減るはずはありません。手垢がついてかえって重くなるのが関の山。

辞書好きな私ですが、そのわりに使用頻度が低いのは重さに阻まれているから。
渾身の八・七キログラム(東野圭吾『超・殺人事件』)には負けるとしても、よく使う国語辞典や英和辞典は3〜4キログラム? ひょいと取り出して掌の上でぱらっとめくるには1.5kgが限度か。
ウエイトトレーニングなどで腕力を鍛えれば、相対的に軽く感じるようにはできましょうが。ああ、虚弱体質なの。

それほど使っていないわりに、我が家の辞書たちはけっこうボロッとしてます。
特にランダムハウス英和辞典はひどい。外れかけた表紙は両側ともガムテープで貼り付けられ、外側に近いほうのページ(AとZ)は勝手に折り目がついてしわくちゃになり非常にめくりにくい。何度かアイロンをかけて伸ばしたもので、紙質の劣化を促進してしまいました。
もともと装丁が粗悪で、紙が薄いのです。厚さ9センチでページ数は3,100超。薄さゆえ重量も抑えられているのだから、痛し痒しですな。ちなみに実家にある第一版は豪華4分冊で、とても手軽に引けるようなシロモノじゃおまへん。百科事典じゃあるまいし、辞書は何がなんでも1冊にまとめるべきです。

講談社カラー版日本語辞典(1995年)は8.5cmで2,500ページ。表紙がペラペラと薄くて、自立しないのが難点です。ビジュアルでわかりやすく、事物や言葉に関する広く浅い知識を得ることができます。簡単な和英辞典や漢和辞典としても使えます。

いっとう重宝しているのが、学研の国語辞典(1978)。文学作品からの豊富な用例がすばらしい。
作りも頑丈。長年使っているにしては一番しゃっきりしています。8.5cmで2,200ページ(うち表紙2枚で8ミリ)。

以上3冊が常用の辞典。辞書好きとか言いつつ、手持ちの辞書はわずかだし、古いものばかり。数多くそろえてもなかなか使いこなせないからこの程度でじゅうぶんです。本棚も狭いし。
和英辞典はほとんど使いません。英英辞典は持ちません(どうせ見る気にもならない)。

いくらオンライン辞書が発達しても、いくらCD辞書が充実しても、紙製辞書の需要がなくなることはないと断言します(したい)。
だから製紙会社さん、薄くて丈夫でかつ安い紙の開発を進めてくださいな。

以前ダンベル体操をやろうと思い立ったことがあります。でもダンベルを買ったとしてもすぐに飽きたらもったいないなと、辞書で代用することにしました。重さはじゅうぶんだったのですが、持ちにくいのなんのって。取り落として爪先をつぶす危険に何度か遭遇した後、百円ショップで1キロのダンベルを2個買ってきました。・・・で、飽きて放置。飽きたらもったいないと考えた時点ですでに結果が見えていたんですねー。辞書のスリルが消えたのもマイナスだったのかな。
スポンサーリンク
投稿者:ルノ 22:56 | コメント(2) | トラバ(1) | 辞書と戯れる