2007年03月23日

砥石を砥ぐ

料理は不得手だけど、包丁は自分で研ぎます。

もっとも、ここ何年か放置していました。
そもそも包丁がステンレス製で、メチャクチャ安物ではないにしても、切れ味がいいほうではありません。切れ味というものは、知らなければ知らないまま、そんなもんだと思って慣れてしまいます。

手持ちの砥石はごく普通の直方体の石で、引っ越しのときに実家から持ってきました。
昔はこまめに研いでいたのです。研げばそこそこ切れるようになって気持ちいいし。

ところがですねー、研ぎ方が完全な自己流でした。それに気づいたのはかなりの年月が過ぎてからです。

どういうふうに間違っていたかというと、砥石の真ん中しか使わなかったのです。
包丁の刃が砥石からはみ出るように、つまり砥石の長い部分に垂直(というより斜め向き)に当てるのが普通とは知っていましたが、手っ取り早く研げるように、長いほうに平行に当てて、はみ出ないようにこすっていたんですねえ。そうすれば刃全体を一度で研ぐことができますでしょ。

そんな邪道研ぎでもちゃんと切れるようになるんだから、包丁ってのは節操がないですね。

しかし砥石はさんざんです。長年そうやっているうちに、真ん中だけがへこんできたのです。研ぎにくくなって、ヘタすると刃こぼれするようになりました。
新たな砥石か、素人でも使いやすい研ぎ器を買うことは考えず、包丁研ぎをやめました。で、切れない包丁に慣れてしまったわけですね。

最近になってあまりのなまくらにイライラするまでになり、なんとかしようと再び砥石を出しました。砥石を磨く石が世の中には存在するらしいが、わざわざ買う気にもならず、要は砥石が平らになればいいのだから、我が家にその石の代用品がないか検討。
見つけたのが30センチ四方の大理石板です。年末に捨てようとしたけど、重くてゴミ袋が破けるので断念。

砥石を濡らして大理石のざらざら面に押しつけて滑らせていたら、次第に表面の水が白と茶のマーブル模様に濁ってきました。大理石も砥石も表面が溶けてきたみたいです。気長にこすり続け、最後は大理石のつるつる面で仕上げ。
見事に平らな砥石になりました。バンラーイ。

改めて正しい方法で包丁を研いだら・・・うわ、うちの包丁ってこんなに切れるもんだったの?
なつかしの切れ味がよみがえりました。

以前は油揚げを刻むのに、まな板がべたつかないように揚げが入っていた袋を敷いて切っていたのですが、今回そのようにしたら、袋まで切り刻まれ、選り分けるのに苦労しました。
おまけに、指先についた切りくずを包丁の刃で払ったら(いつもそうしてるんですよ)、スパッと皮膚が切れて、血がじわり。たいした怪我ではないものの、これまでの調子で使っちゃいけないと気を引き締めたのでありました。
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投稿者:ルノ 23:07 | コメント(4) | トラバ(1) | 生活の浅知恵
2007年01月14日

捨て身、捨て鉢、捨て台詞

しつこく冷蔵庫を話題にします。
巨大冷蔵庫が消えてから部屋が広くなりました。
そんなに大きかったのか?
買った店に引き取りも依頼したのですが、こんなちっちゃい冷蔵庫を選ぶくらいだから、古いのもその程度だろうと思い込んでいたらしい配達人が一目見て「げ、でかすぎ」とのけぞったほど。
なにせキッチンに入り切れず、居間に置いていたんです。
だからって、牛小屋みたいな冷蔵庫を想像しないでくだされ。台所があまりに狭いだけ。

新しい冷蔵庫は台所に収め、それを契機に簡単な模様替えを行いました。

すると我が家はゴミの山だと気づいたのです。押入れや戸棚にはガラクタしか入っていない。10年も暮らしているとどこの家にもたまってくるようなものではありますが。

たとえば・・・。
古本、古雑誌(2000年ころの日経ネットナビとか、どろろなど古いコミック)。十数年分のレシート、領収証、請求書、給料明細の類(おお、失業給付書類もあったぞ)。ほとんど未使用でかつ決して使う予定のない語学学習教材(高かったので捨てられず)。同じくほとんど未使用のゴルフセット。切れかけた乾電池(目覚まし時計などに使えそうと思うのだけど、時計の電池が切れるのは数年に1度のこと)。パソコンや周辺機器が入ってた段ボール箱(地震のときホコリとともに散乱したんだあ)。用途不明の接続コードやACアダプタ。わけのわからんフロッピーディスクやCDロム(FMタウンズの天晴や太っ腹シリーズなども・・・ふぅ)。紙袋、紙箱(型紙の材料やビーズなど小物整理にしようと。ケーニヒス・クローネの箱なんか何十個もあって、これが全部体脂肪に変わったと思うと恨めしい。でも頑丈だから何かに使えそうだし)。お菓子の缶も数十個(資生堂パーラーやアルカディアの缶ってついとっとくのよねえ。阪神タイガース仕様の高砂屋ゴーフルの缶とかも)。いただき物のポーチ、枕カバー、コースター、その他好みに合わない雑貨群(す、すみません)。全く使わない高価な食器類。密閉容器やジッパー付き冷凍袋、風月のプリンカップ、グリバーミのつぼ、その他装飾的空き瓶など(使い捨てなんだから捨てろっ)。一時は利用したが長年しまいこんだままの調理器具・・・ホットプレート、ホットサンドトースター、コーヒーメーカー、ハンドミキサー、すき焼き鍋、てんぷら鍋、一人雑炊用土鍋。テフロンがはがれた安物フライパン(染物にでも使ってから捨てようとか思っているうちに、もう3個)。むろん服や下着はほとんどがたんすの肥やし(そしていつも着るものがないと悩む)。

年末でもあったし、スパッと捨てることにしました。いや、実際は迷いに迷って再度しまいこんだものも多数。

個人情報が載った書類は、細かくちぎろうと試みたけど、これだけ膨大な量だとちょっと面倒です。シュレッダなんて気の利いた凶器はないし。いくつかに小分けしてスーパーの袋に入れ、水で湿らせてベランダで風雨と太陽にさらしたあと、生ゴミと混ぜ、数週間かけて発酵させることにしました。

紙箱は畳んで生ゴミといっしょに出します。ゴミ袋は1枚45円。我が自治体は古紙など資源ごみ回収のシステムが整っていない(いちおうあるらしいが、ほとんどの住人は出し方を知らない・・・知っても遠くて運べない)ので、非常に不経済なのです。

燃えないゴミは数か月に1度くらいしか出さないのですが、その月は2袋になりました。
ゴルフバッグなど大きなものを入れた袋を集積場に運んだあと、もうひとつの袋を出そうとしたら、玄関扉横に立てかけていた傘が見当たらない。あれ? さっき最初の袋を出そうとしたときに倒れたから、持ち上げて・・・いけね、ゴルフクラブとまとめて捨てちゃっんだ。安物だけど別に壊れているわけではなく、捨てるにはもったいない品です。
ゴミ置き場を覗いたら、はたせるかな、私が捨てたゴルフバッグの中に、傘の柄が見えました・・・しかしなぜか2本も。いぶかりながら引っ張り出すと、どちらも私の傘とは似ても似つかぬ破れ傘でした。油断もすきもありゃしない。全く世知辛い世の中になったもんです。
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投稿者:ルノ 23:23 | コメント(2) | トラバ(0) | 生活の浅知恵
2006年12月29日

年寄りの冷や水

寒波襲来というのに、突如思い立ってベランダの大掃除をしました。

向かいの公園から枯れ葉が飛んでくるし、が群がってフンをするし、先般張り替えた網戸にもホコリがたまってきたし、秋ごろアロエの植え替えをしたときの泥汚れが残っているし、なんとかしなきゃとは常々思っていたのだけど、ついつい先延ばししちゃうものなんです。
思い立ったが百年目(ちょっと違うんじゃない?)、今やらないとずるずる春まで持ち越しそう。
えーいと覚悟を決めてベランダに飛び出しました。

落ち葉は掃けばいいけど、手すりや床にこびりついた泥やフンは水洗いしないと落ちません。ホースでじゃーじゃーと水を流し、百円ショップの柄つきブラシでごしごし。窓ガラスや網戸、サッシの桟にたまったゴミなども、水とブラシで洗い流します。窓枠の高いところにもホースを向けて、けっこう全身に水がかかるので、半袖Tシャツにハーフパンツにサンダルといういでたち。
そのうち足元がびしょぬれになって、手足がしびれてきました。時折ちらほらと小雪が舞い落ちるけど、熱中しているせいか、体は汗ばむほど。

1時間ばかり水を流しっぱなしでお掃除して、すっきりピカピカになりました。
今後は雀を寄せつけないことにして、窓のそばに等身大人形を座らせて案山子の代わり。

ぬれて冷たくなった手足を温めようと、浴室で熱いシャワーを浴び、それからシャンプーしようとしたら、ボトルを2度も取り落とすし、指が髪の間に入らないのです。え、なんで? 実は手がかじかんで、指がちゃんと動かないのでした。しかも熱めのお湯を浴びているのに、体の震えが止まらず、全身ガタブル。鏡を見たら唇が青紫色。
きゃー、こんなに冷え切っていたのね。

あまりに震えがひどいので、急遽浴槽の掃除をしてお湯をためることにしました。私はお風呂嫌いで、日ごろはシャワーのみ。風呂場は体を洗う場所であって、温めるところではないというのが持論なのです。それにシャワーでもけっこうあったまるようだし・・・。
でもシャワーでは体表を温めるのが精一杯なのですね(と思い知りました)。

わりとぬるめのお湯にあごまで浸かって15分・・・どうにか人心地がつき、指の動きも戻りました。

それにしても、掃除中はちっとも寒いと感じなかったのに、どうして今ごろになって・・・。

ああ、つまり、体の反応が遅いんだ。
もう若くはないのに、真冬にお外で水遊びなんて、無謀のきわみだったんですねえ。

そういえば去年あたりから、寒い日の朝でも起きた直後には平気なんです。暖房もいれずパジャマでうろうろしているうちに、だんだん冷気が身にしみてくるといった具合で。

冬場は風呂場やトイレで高齢者が脳卒中などを起こすことがありますが、急激な温度変化を自覚するならもっと用心するはずですよね。温度差に気づかなくて手遅れになるのかもしれません。
他人事ではなく、感覚の鈍化に危機意識を持たなければと思った次第です。
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投稿者:ルノ 23:02 | コメント(0) | トラバ(0) | 生活の浅知恵