2010年11月02日

来年のカレンダー

光陰矢の如し。ぼうっと過ごしているうちに日々は容赦なく消え去ります。

新たなカレンダーやダイアリーを準備する時期となりました。
普通に暮らしている人なら、カレンダーや手帳は銀行や取引先からもらうものから選んでいるでしょうが、世間との接触が少ない私にはそういう当てもありません。
年末になると店先や窓口などにさまざまな販促用カレンダーが置かれていたものですが、不況のせいか減ったようですね。質も落ちたし。

無料のカレンダーはデザインがいまいちだから、値が張ってもインテリアにマッチするすてきなものを買うって人も多いかもしれません。
私個人はカレンダーごときにお金を投じたくはない気分です。去年はつい買ってしまいましたが、曜日の配列が見にくくて後悔しました。

私好みのカレンダーは、絵や写真がないシンプルな構成、数字が大きくて遠くからでも見える、大判で厚手の紙、などです。
紙質にこだわるのは、型紙作成に再利用するからです。だから両面印刷はペケ。
しかし昔に比べると、ペラペラで薄手の紙ばかりになりつつあります。薄くて大きな紙なら封筒に作り変えて、型紙整理に使ったり。

ところで、ボロッとなったふきんを取り替えようとキッチンの抽斗をあさったら、出てきたのは1977年のカレンダークロス。ここに住んで十余年、どうしてこんなものが我が家に?

77年カレンダー

麻布に印刷されたもので、大きさから推測するに、いわゆるテーブルセンターとして作られたものではないでしょうか。壁飾りにもなりますね。
洗濯して色あせていますが、生地はしゃっきり。

これがたまたま2011年と同じ曜日なのです。
30年も経てば祭日なんか激変しちゃってますが、祭日の記載がないので、問題なく使えそうです。
次に同じ曜日が巡ってくるのは2022年? それまで生きている自信はないなあ。

このクロスを提供したMelody Houseというレコードショップはとっくにつぶれたはずです。でもその名は我が家の抽斗の中で生き続けることでしょう。
なにぶん花柄の変なデザインだし、字も小さすぎて好みに合わないから、たたんで抽斗に戻しました(使わないならさっさと捨てろ)。

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投稿者:ルノ 10:34 | コメント(0) | トラバ(0) | レトロ
2010年04月15日

躍るブーマー

ひところ流行した「スプーン曲げ」、あれはいったいなんだったんでしょうね。
始めは「超能力」だなんて言われていたみたいだけど、なんで「スプーン」なのかって疑問に思いませんでしたか。せっかく超能力らしくするなら、もっとありがたみを感じさせるものを選びなさいって。

全国で相当多数の人が曲げちゃって、つまりは誰でもできることらしいけど、私はそんなもったいないこと試す気にもなれませんでした。小さなスプーンをうっかりゴミといっしょに捨ててしまって悔やむほどのしまり屋ですもん。

だいぶ経って、ぶあつい電話帳を素手で裂くなんて話も聞きました(流行らなかったけど・・・スプーンと違って、一家に2冊くらいしかないから?)。これもコツさえつかめば非力な人でも簡単にできるとか。紙は縦に裂けやすいものですし。
今では電話帳も薄っぺらになって、裂いてもインパクトなし。そもそも電話帳自体、あまり見かけません。

もっと昔に流行ったらしいヘンなものに、「綿吹き病」があります。
怪我をした人の傷口から綿(脱脂綿)のようなものが次々と湧き出るという奇病。流行ったといっても、別に伝染病ではなく、全国で特に接触もない老若男女の間に散発的(?)に発生していたようです。

あまりに不思議な現象なので、高名な学者が調査を始めまして、その吹き出る綿らしきものを分析したら本物の植物性綿であったことや、患者の傷口を封印して本人に触らせないようにしたところ、綿の出が止まった・・・などの事実から、「詐病」であると結論づけています。

つまるところ、周囲を騒がせたい、注目を浴びたい、みたいな単純心理から、自分で綿をくっつけていただけの話。
なんの得になるのかわからないところが奇妙で、スプーン曲げから連鎖的に思い出してしまいました。

傷口の殺菌消毒を神経質に行う習慣もなかった時代です。包帯をはがしたら傷口に脱脂綿の切れ端がくっついているのを見て、これが増殖したら面白いな、なんて、コドモならなんとなく考えそうなことかも。

綿吹き病の話は、若いころ買って読んだわりと高価な法医学書に載っていました。索条痕の付き方や死後硬直の経過などと同列に、綿吹き病を大真面目に研究するなんて、のんきな時代、というか、ずいぶんヒマな学者もいたもんです。

現代はテレビやインターネットなどの情報網が発達して、何か面白そうなことがあると、ぱっと広まってあっという間に消えてしまいます。
綿吹き病のころはラジオくらいしかなくて、何事もスローに運んでいたので、じわじわと浸透して長く話題になる、一種の娯楽みたいなものだったのでしょうか。

連鎖がちょっと飛びますが、フィリピンなどで行われていた、メスを使わない心霊手術とかいうの、行って手術を受けた日本人もけっこういると聞きました。
これは全くの詐欺だから、まじめに取り上げたテレビ番組は罪深いと思うけど、「病は気から」で、ちゃんと治る人もいたのです。新興宗教と同じです(頼りすぎて本来の治療がおろそかになり、手遅れの人が出る点も)。

へんてこな流行りものに毒されないためには、情報を厳選する姿勢と能力が必要です。
しかし、自分の考えと意志をしっかり持っているつもりの人でも、実はそうではないということを、『脳は意外とおバカである』を読んで、つくづく感じたのでありました。
いやあ、私の脳は「意外と」どころではなく、「やっぱり」のようだけど。
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投稿者:ルノ 22:28 | コメント(0) | トラバ(0) | レトロ
2009年09月30日

ソリティア

任天堂といえば、今のお子たちはDSだのWiiだのしか頭に浮かばないでしょうし、我々はファミコンとマリオであります。

その上の世代にとって、任天堂はトランプメーカーだったのです(花札のほうがなじんでいる人も)。
私の子ども時代だって、トランプは人気上位の娯楽商品でした。どの家にも一組はあったものだし。

先日、本棚の奥から未使用のトランプが出てきました。むろん任天堂。こんなものを持っていたなんて、自分でもびっくり。
裏には富士通の文字が見えるから、販促品としてもらったんでしょうねえ。

トランプ

せっかく見つけたんだから、何かしようと、ピラミッド作りに挑戦しましたが、あっけなく挫折。
こんな薄いものがどうして立つのかわかりません。

あとできることは、ひとり遊び。人が並べたりひっくり返したりしているのを見たことはあるけど、やり方は知りません。

そういえば、ウィンドウズには昔から『ソリティア』とかいくつかのゲームが入っていたよね。ルールを見るためにのぞいてみました。
パソコンでソリティアを何度か試して覚えたあと、テーブルで本物のトランプを使って実践。

ソリティア

本物のほうが大きくて見やすいし、自分の手を使うことで脳の活性化に役立つ(かもしれない)し、電気代が要らないし・・・とメリットもありますが、ある程度の広さが必要です。
それにカードを切ったり並べたりするのが面倒。混ぜ方が足りないと、順序良く並んだまま出てくるし。私は混ぜるのが下手なんですよね。カードの束をふたつに分けてパラパラと重ね合わせるのが、何度やってもばらけてしまう。

そうこうしているうちに気づいたのは、トランプというものは非常に上質の紙でできていること。もしやプラスティックではないかと思うくらい丈夫で張りとつやがあります。かなり乱暴に扱っても、反ったり折れたりしません。
紙に図柄を印刷しただけの簡単な品と思いがちですが、高い技術力に裏打ちされているんだなあと感じました。さすが任天堂。
こんな立派なものを、カジノなんかでは惜しげもなく使い捨てにしちゃうんですね。

慣れてみると、ソリティアはほぼ完全に運任せで、カードの並びが上がれるかどうかを左右します。できないときは絶対にできません。
やる人の性格によっては苛立つこともあるでしょう。

そこで『フリーセル』に挑戦。同じようにカードを並べるひとりゲームです。が、こちらは努力しだいで必ずどうにかなるらしい。
これも最初はパソコンでやり方を覚えました。ちょっとした空き時間にチョコチョコとやって気分転換できます。

それに私のおツムの程度に合っているような気もします。
将棋などをやる人は、何手先、何十手先まで読む習慣がついているから、こんなゲームたぶん面白くないのでは?
その点私は先を読むのが苦手で、行き当たりばったりでカードを並べていきます。それでもそこそこできるんだから楽しいんですよ。

とりわけ、にっちもさっちもいかない袋小路と見えた状態から、必死で活路を探って綱渡りを続けるうちに、ふいに視界がひらけてするすると解決・・・なんてケースはこの上なく快感です。
人生、決してあきらめちゃなんねえよ。と誰かに言い聞かせたくなります。

しばらく遊ぶうちに、なんとなく不安になりました。紙のトランプを使うと、不正ができるんですね。
ひとり遊びにわざわざ不正をやる人はいないでしょうが、自分で気づかないうちにルール違反をしてしまい、その結果上がれた、なんてことが起きそうな気がするのです。なにせ私はしょっちゅう赤と黒を間違えて置いてしまいます。

こういう粗忽者には、絶対に不正を許さないパソコンのほうが向いているかも。パソコンだと、一度失敗したケースを何度でもやり直せるし。

それにしてもまあ、複雑高度なオンラインゲーム全盛の時代に、しこしことトランプゲームなんかやっちゃってる私って・・・。
あ、ソーマキューブはホコリをかぶっています。
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投稿者:ルノ 22:50 | コメント(4) | トラバ(0) | レトロ