2007年11月30日

Not For Sale

私のサイトは「人形」のキーワードで長らくトップだったのですよ。しかし先だって突如として、51位よりもっと下にガタガタ蹴飛ばされました。どうやらそれが罠の入り口。
昨日、晩ごはんを食べている最中、ヤフーショッピングモールに出店しませんかと、代理店かどっかから勧誘電話。ただでさえ粗食なのによけいまずうなったやんか。
ヤフつとこはえろうあこぎな商売してはりまんな(何弁じゃ?)

検索結果の下落はやむを得ないというか当然のような気もします。以前が高すぎたのでしょう。
もはや売るための人形作りをするつもりはなく、完全に放置サイトです。大勢来てもらっても致し方ありません。第一、売りたくても誰も買わないので、存在意義が失せたというか。

せっかく販売するのなら、買いたい気分にさせるものでなければなりません。
しかるにうちの商品は・・・私が客だったら、絶対に買いたくない。そもそも人形やぬいぐるみが欲しいなどと思ったことなどないのです。

欲しくないものをなぜ作るのか。作りたいから。
私の欲望は作ることそれ自体で完結するのです。
作る行為はおもしろいし、まあ楽しいし、充実感がある。思い通りに出来上がったら目的は達せられたとしましょう。

完成品は邪魔だし、売れれば次の資金の足しになろうけど、売れるように作りたいとは(結果的に)望まないので、無用の長物と化します。ま、いっか。
ってアナタ、「いっか」じゃ暮らしがおぼつかないでしょ。作るだけで売らずしてたつきを得ようとの模索にえんえん時を費やしているのでありました。

嫌なこと、望まないことはさんざんやって(やらされて)きたから、余生は極力好きなことだけに絞りたい。
私の理想は半鐘程度の高さだからね、ちっとも贅沢な願いではありません。

販売を意識せずに作ることは、完成度を無視することです。しばしばずさんでいいかげんなものができあがります。時間もあまりかからないし、途中で投げ出すのも平気だし、解放された気分です。
その反面、思う存分試行錯誤ができるから、ひょっとしたら何かが生まれるかもしれないと期待したり。

話変わって、ハムスターに挫折のあげく、うさぎのぬいぐるみを作ろうと思ったのです。
私の認識では、ウサギってものは長い耳と丸い尻尾がスタンダードでした。
しかし昨今のウサギは違うんですねえ。耳は横よりも縦にやや長い程度、尻尾はあるかなきかのはかなさ。顔だって、因幡の白兎タイプの小顔はすたれて、お多福みたいな下膨れが主流ではないか。

世の動向に無知なのはちょっとしたホコリだけど、うかうかしていると自分の守備範囲だと信じていた事柄でも取り残されていくおそれがあります。

それやこれやで試作した垂れ耳ウサギ。顔やボディのバランスはまだまだ危ういなあ。カメラの角度によっても見た目がずいぶん変わるんだけど。
・・・そのうち改良版を。
素材はタオルの切れ端です。ファーは手がかかるので、練習台にはフリースやふつうの布を使います。赤ちゃんのおもちゃにはタオルでもいいですね。

付記:
人参を抱くロップイヤー
このウサギの作り方は『はじめてのぬいぐるみ―うさぎ・ねこ・いぬ・くま』を参考にしました。

なお、検索順位ですが、更新はしてないけど、その後少し回復しました。
投稿者:ルノ 23:30 | コメント(8) | トラバ(0) | 人形・ぬいぐるみ
2007年10月24日

二次元半

とある町で、スティッチという怪獣の子供みたいなキャラクターを描いた、何やらイベントの看板が道端にいくつも立っていました。車の中からちらと見かけただけなので詳細は知らねど(なにせ動体視力がアレレ)、うげ、昨今はああいうのが人気なのか。

たまたま借りた手芸本「ディズニーのフェルトマスコット&小物」に、そのスティッチの作り方が載っておりました。ああ、ディズニーだったのね。確かにあの「かわいくなさ」は洋モノっぽい。
日本製キャラクターはポケモンみたいに、完全に毒を抜いた純粋なかわいらしさが特徴です。
それゆえ世界を席巻しつつあるのかもしれません。

とかなんとかいいつつ、せっかく借りたので作ってみました。
スティッチ
なかなか躍動的でしょ。(耳の切れ込みが逆みたいだが。)

この本で紹介されているマスコットの作り方は、私が想定したことがないものでした。アニメのワンシーンからひとつのポーズを正確に切り取っているのです。

一見立体的だけど、その実、平面がわずかにふくらんだに過ぎません。この斜め向きのポーズが真正面であって、向かって左側に視線をずらしても、正面を向いた顔に見えるわけではありません。
横から見たらペタンコだし、後ろ姿もなんかヘン。これなんか、右腕は頭からはえています。いくらモンスター(?)だからって。
バックスタイル
右肩の位置から右腕が出ているとすれば、地面に届くくらいの長い腕でなければならないはず。でも表から見てそのようなアンバランス感はありませんよね。

これも一種のリアリティです。

これまで私はなるべく立体的になるよう人形をデザインしてきました。
10センチ程度の簡単なドールはかなり平面的ですが、それでも髪のつけ方や服の縫い方など、可能な限り三次元を意識しています。その結果、手間ひまかかるわりに手足が棒のようで見映えのしないものができてしまったような気がします。
もっと柔軟な考え方を取り入れて、このディズニーシリーズのように平たくてもドラマのあるミニドールも面白そう。
平たいほうがブローチや髪飾りなど、応用も広がります。

人の視覚は実に厄介なものです。リアリティを狙って人間と同じ比率に仕上げると、かえって不自然な場合があります。
固定ポーズの人形を作る場合、膝を曲げて座っている人形は立ち人形よりも脚を長く作るのが一般的です。
左右の腕が同じ長さでも、片腕のみ曲げると、伸ばした腕よりも短いように見えます。

ウェディングドレスなどでふんわりとして丈の長いスカートを着せると、股下が身長の半分以上あっても、胴長短足に見えてしまうのは困ったことです。添わせる花婿は花嫁よりも長身であるべしが不文律だから、ズボンをはかせると脚の長さがいっそう目立ってしまう。

これは人間にも当てはまりますよ。一生に一度(でもないか)の結婚式に美しく見せたいなら、スカートのボリュームは極力抑えましょう。膝から上はスリムフィット、その下をぱーっと広げてトレーンを引くとまあまあ脚長に見えます。

私たちは自分で信じているよりも立体的な感覚が鈍くて、視界を1枚の絵として捉えているのではないでしょうか。
パースペクティブなる技法を編み出したのもその現れです。遠くにあるものを小さく描けば奥行きを感じるなんて、視力のずさんさを示しています。
化粧や着こなししだいで小顔脚長ほっそりプロポーションを演出できるというメリットもありますが。

イエスの死体を抱く母マリアの姿を表わした『ピエタ』(ミケランジェロ)。マリアの顔がやけに若いと突っ込まれているようですが、年の差は15くらいなんだから、そんな些事にこだわらなくても。
ほかには特段おかしな点は感じられません。
しかし同じ構図を生身の人間で再現するとなると、小柄な男と雲衝く大女を起用しないと無理だとか。
配置されたのが小さなマリアなら、作品そのものの迫力や情趣は減ぜられたことでしょう。聖母の存在感を出すには大きく作ることがミケさんの演出であったのか。

見せるものを作る立場としては、そうした視覚の傾向を計算に入れる必要があるのだと、このごろやっとわかりかけてきたところです。
投稿者:ルノ 22:50 | コメント(2) | トラバ(0) | 人形・ぬいぐるみ
2007年06月13日

ゴキブリぬいぐるみ

朱川湊人の短編『凍蝶』を読んでいたら、蝶の数え方について『正しくは一頭と数えるらしいが、・・・』との記述がありました。

日本語にはモノによって数え方の接尾語が異なるという厄介な決まりがあります。
手持ちの辞書の「数え方と助数詞」というページには、「頭」は大型の動物(哺乳類)、小型の動物や虫は「匹」とあり、一般人的な認識もだいたいそのようなものでしょう。
うさぎは例外的に一羽と数え、馬には一蹄というのもあり、犬ではマスティフなら1頭、チワワには1匹が似合いそうです。

いずれにせよ、小さな昆虫を1頭、2頭と数えることには違和感が伴います。
『正しくは一頭』というのは言い過ぎではないかと思います。

このところ昆虫関連の本を漁っている私は、「頭」という数え方には気づいていました。昆虫学会(?)ではそのように統一されているらしいのです。
「頭」は主に学術書や専門書で使われ、子ども向けや一般のポピュラーな本では「匹」となっていることが多いようです。「頭」には気取ってるとか、通ぶってる印象がある・・・とは偏見ですかね。

先だって魅惑の変態で紹介した『ゴキブリだもん』というビジュアル本でも、ゴキさんを1頭、2頭と表記しています。うげー、ゴキブリにはもったいない・・・とは偏見ですわね。
しかしま、これほど熱心にゴキブリと付き合う専門家ならば、対象に敬意を払いたい気持ちも湧くに違いありません。「通ぶってる」だなんて失礼です。

それほどこの本の内容はスゴイですよー。世界中のさまざまなゴキブリの写真を初めとして、生態、飼い方、料理法など盛りだくさん。ゴキブリ本につきものの「駆除法」がないのはジャンル上致し方ないとして、個人的には、おなかからの写真や図があればもっと良かったのに。
表紙は超リアル(ゴキブリの部分がわずかに隆起していて立体的)なので、ゴキブリ嫌いの人は卒倒するかも。

この本を参考に作ったフェルトのゴキさんどす。
ゴキブリだもん

ゴキブリ退治法については、『ゴキブリ取扱説明書』(ダイヤモンド社/2002年/青木皐)、『ごきぶり撲滅大作戦』(2002年/国際ゴキブリ駆逐協議会)などがおすすめ。どちらもリアルな画像を排して、嫌ゴキ派への配慮もじゅうぶん。前者はゴキブリのイラストがカワイイし、後者は草履のイラストで代用する徹底ぶり(袋とじに注意)。

ちょと古いけど、『黒のもんもん組』(猫十字社)というマンガにはしばしば人物大(?)のゴキさんが登場します。なかなか愛嬌がありますぞ。

ゴキブリぬいぐるみ
ずさんに作ったてんとう虫のころに比べて、わりと悪ゴリしてきました。触覚は毛糸。脚には極細の針金入り。フェルトだからてらてら感がなくて、触ると気持ちいいですよ。
体長6センチ。ある程度大きいほうが作りやすいし非現実的ですから。なお、世界一大きなゴキブリは11センチもあるとか。

小さく作ってブローチに加工するのもオツだけど、タオル地などで巨大ゴキブリを作ってクッションや枕にすると、ゴキアレルギーの人も次第に慣れて嫌悪感が薄らぐんじゃないですか。

おなかのあたりはよくわからなかったけど、想像でテキトーに仕上げました。
ゴキブリ昇天

デスクトップのペットに。
ごきぶり
投稿者:ルノ 12:24 | コメント(8) | トラバ(0) | 人形・ぬいぐるみ
2007年05月14日

巨大文化人形

日本の人形の一ジャンルに文化人形というものがあります。布を縫って作る抱き人形で、シンプルなボディと大きな瞳が特徴です。大正から昭和にかけて庶民に愛されたそうな。
懐かしむ年配者の中には和装だったと思い込んでいる人もいますが、洋装(ワンピース姿)がスタンダードです。

現代でもその独特のかわいらしさに惹かれてコレクションしたり制作に取り組む人々は多く、ネットで知り合った中にも愛好家がちらほら。
人が作ったのを見ると可愛いんだけど、私にはあまり関係ないような気がしていました。実物を見たことはありません。

その文化人形を作るはめになったのです。
依頼人は文化人形という言葉はご存じないようでしたが、ボンネットをかぶって目が大きくて、『きいちの塗り絵』みたいな顔のなつかしい人形がほしいとのこと。

ネットでいくつか見て回ったけど、作り方やボディ構造などがよくわからない。私のように太っ腹にレシピを公開している人は少ないのですね。
あきらめやすく深追い苦手なので、自己流で敢行。
ボンネットをかぶっていて目があんなふうにシュールならばそれらしくなるような気がしたんです。

でも実際にやってみると、バランスが難しくて、頭も胴体も3度くらい作り直し。すごくアンバランスに見えるプロポーションも、奇妙な均衡の上に成り立っているようです。それを極めるにはもっとたくさんトライすべきなのだけど、この辺で妥協しました。

文化人形もどき 文化人形

服と帽子は化繊のちりめんです。
身長は58センチで、顔なんか幼児並みに大きい(大きすぎ?)。本式の文化人形には頸がないように見えるけど、これは一応あります。ボディも手足も普通の綿詰めぬいぐるみなので、抱き心地はいいかも。
服はなぜか着せ替え可能です。帽子を取ったら頭全体に髪があります。毛糸だけど。

この文化人形、日本独特の趣があるのですが、外国でもけっこう人気です。ずっと前イタリアの人から、とってもキュートだから作り方を知りたいと問い合わせを受けたことがあります。洋風なのに純日本的なんて、不思議な人形ですね。

付記:
文化人形の歴史や作り方を知るには『リンゴ姫とキンギョ姫。』が、ほぼ唯一の参考書みたいです。レトロな背景の写真も素晴らしいし、実物大型紙もついています。
投稿者:ルノ 23:31 | コメント(6) | トラバ(0) | 人形・ぬいぐるみ
2007年04月24日

クヌートぬいぐるみ

ベルリン動物園で生まれたシロクマの赤ちゃんが大人気だそうです。

さっそく白くまぬいぐるみを作って客を呼び込もう。なんてあざとくもはしっこい真似は、万事鈍くて控えめなわたくしにはとうていできません。
作ってるじゃないか。
ポーラーベア
ホッキョクグマ

そもそも私はクマさんにトラウマを持っておりまして、というのも小学校の夏休みの宿題に、母親が作ったクマのぬいぐるみを自分で作ったとたばかって提出し、それを気に入ったクラスメートから作って作ってとせがまれ、安請け合いして作れずに苦労したという、全く自業自得な事情によるものです。

そのクマがテディベア型だったので、特にテディベアはダメです。見るのも嫌です。
作ってるじゃないか。
テディベア
毛糸玉で遊ぶベア

と、言うこととすることがバラバラな私が生まれて初めて作ったクマのぬいぐるみでした。

動画嫌いなのに、わざわざクヌートブログまで行って動画を見るなんて。
尻尾がどうなってるか知りたかったんです。なんかちょこっとついてるみたいな・・・。
テディベアには通常尻尾がないみたいですけど。

個人的にはやはりテディよりもリアル系四つ足熊のほうが好みです。グリズリーとか、迫力ありそう。
形としてはクマも犬もたいした違いはありません。紀州犬の耳を丸くしたら、ほぼ北極熊。

北極熊と一般熊の違いは・・・北極熊は鼻と頸が長く、足の裏にも毛が生えている。耳が小さめ。寒さに適応したボディなのです。
理論的には一般熊のほうが丸みがある分、可愛いようです。

どんな動物でも赤ん坊は丸っこくて可愛い、ことになっているのです。丸くて可愛いと、親がちゃんと世話をしたくなるのだとか。人間と動物の美意識は同等だなんて怪しいと思いません? 少なくともクヌートは母親に遺棄されたわけでしょ。
結果的に経済効果何百億円と噂されるまでになったんだから、『塞翁がクマ』ですなあ。
投稿者:ルノ 19:11 | コメント(5) | トラバ(0) | 人形・ぬいぐるみ
2007年02月03日

ブタはブタを呼ぶ

ラリーのページで紹介したブタの壁飾りは、私がピンク・フェアリーズのファンだと知る人が買ってきてくれたものです。フェアリーズのトレードマークはピンクの豚でして。

豚が空を飛ぶ構図はピンク・フロイドにもありました。The Wallだったかしらん。いや、Animalsだった。

イギリス人がブタを飛ばすのを好きなのは、慣用句 "Pigs might fly"(そんなことありえないよ)に基づくのでしょう。
日本語ならさしずめ『ブタもおだてりゃ木に登る』ってとこ?

我が家の壁にブタが飛んでいるのを見た人が、私を豚好きだと思い込んで、こんな豚の置物をプレゼントしてくれました。
豚カップル
イタリア製の焼き物で高さ3.5センチ。小さいながらもひづめや毛並みなど細部まで凝っています。
な、なんだかこれって・・・。
いえいえ、なんとも幸せそうな表情ではありませんか。ブタに生まれて良かった〜〜〜って感じの。

それを机に置いていたら、別の人から、おなかがトレシー(眼鏡拭きなどに使われている布)でできたブタのぬいぐるみをもらいました。パソコンの画面を拭いたり、キーボードを打つときは肘置きにしていたら、哀れぺちゃんこのヤセ豚に・・・。
その後眼鏡拭きはお肌の汚れも落とすと聞いたので、洗顔スポンジに変身し、ぼろぼろになってゴミ箱へ。

ブタが好きってのは誤解なんですけどねえ。私には豚のイメージが似合うらしい。

このごろはブタブームだそうで、白いフリースでブタのぬいぐるみを試作しました。体長27センチ。
白豚
白黒ブタ
シルエットや鼻の作りなど、まだ改良の余地があります。このごろのブタは大きな耳が好まれるようですね。
なお、横っちょにいるのはPちゃん
投稿者:ルノ 20:25 | コメント(0) | トラバ(0) | 人形・ぬいぐるみ
2007年01月31日

スランプ♪

とある人が、10まんえん出すから人形を作ってくれ、と。まあ、なんと物好きな。
「もっかスランプで人形を作る気になれない」と2行で断りました。

ああ、そうだったのか。
自分でスランプと書いてしまったおかげで、今の状態をスランプと呼ぶのが適切かもと自信が湧いたのでありました。

とにかく人形を作るのがイヤでイヤで・・・。気が乗らないから時間がかかってしょうがない。
少しばかり順序にこだわる面があるので、ほかにやりたいことがあっても、これを完成してからでないと取りかかれないと制限をかけてしまって、結局何ひとつはかどらないありさま。そしてグズだからこうなるんだと自分を責める。

スランプのせいにしちゃって、今は作れない時期なんだと開き直れば気が楽になって、ほかのことを優先しても罪悪感が薄れるのではないか。そうこうしているうちに、人形を作りたい気分も戻るであろうと期待しよう(その前に干からびたりして)。

スランプなんてカッコいい言葉を使えるのはそれなりの大物だけだよ。せめてもちょっと研鑽を積んでからにしろよ。
・・・確かに。でも一度言ってみたかったの、スランプだーって。

そういえばしばらく前、パソコンを使うのが鬱陶しくなった時期があって、『パソうつ』と名づけて自己満足しておりましたな。
要するに、サボるための言い訳を見つけ出す能力に長けた人なんだ、わたくしは。

今ではパソうつもほぼ治まったけど、こうやって日本語を打っているとしばしばぶり返しそうになります。IMEって健康に悪影響を与えるんですよね。
投稿者:ルノ 23:44 | コメント(0) | トラバ(0) | 人形・ぬいぐるみ
2006年11月09日

ブラが小さい

セキュリティソフトのアタ"ルトブロック機能をオンにしてみました。どうせそういうジャンルは見ないし、連日発射されてくるトラックバックスパムのURLをうっかりクリックしても大丈夫、と。

ところが・・・!
私の下着サイトまでが表示を拒絶されてしまいました。

私が見ようとしたのは管理人専用の非公開ページで、文章はゼロです。つまりページごとに内容をチェックするのではなく、そのユーザドメインに丸ごとブロックがかかっている・・・すでにアタ"ルト認定されていたってこと?
うちのどこが問題なんだ。ヘンな写真はないし、ヘンな単語も使ってないでしょっ。いったいどんな基準でフィルタ作ってんだ。プリプリ怒って設定解除。

こうなりゃやけっぱちだ、ぬぬうど写真を載せてやるぅ。
新進メイドのニナ嬢です。身長150cm。
等身大少女ドール
でかプリン?
後姿
やたらと大きなおメメの幼い顔立ちと裏腹な巨乳は非常にアンバランスです。ま、世の中にはそーゆーのを好む人々もいるだろうと。
写実的な顔や大人の等身大人形を作る予定はありません。顔がリアルだとブキミになりそうだし・・・。

ほかの幼児人形たちとの大きな違いは胸のあるなしです。胸の作り方はマーメイドと同様ですが、上半分がなるべくシャープになるよう削り、トップをつまんで糸で縫い絞りました。型崩れしにくいように、固めに綿を詰めています。トップの色づけはレブロンのピンクのシャドウ。

もっとも、大きいといっても、バストは83センチしかありません。アンダーバストが64センチ。理論上、ブラジャーのサイズは65C。
ランジェリー売り場で「65のC? 試着なさいますか」と店員の視線がチラチラと私の胸元に。「いえ、頼まれ物です」と焦って言い訳。65Cの実物はどうも小さ過ぎるような気がしたけど、取り急ぎデザイン違いで2つ買って帰り、人形に当てたら、あ、やっぱり、完璧にはみ出る。カップの縁が乳首まで届かないのです。
なぜだあ。改めて分析したら、トップバストとアンダーバストのサイズは合っていても、アンダーからトップまでの距離がダンチなのでした。つまり乳房の裾野が広く、丸みがなだらかすぎるようです。ま、世の中にはそーゆーのを好む人々もいるだろうと。

しかたなく再度下着店を訪れ、今度は70Fを購入。大散財ぢゃ。埋め合わせにCカップが入る人形を作らなきゃ。
ちょっと浮きますが、こんなもんでしょうか。ストラップはだいぶ余ります。
ブラとショーツ

顔は手描きで、鼻に厚紙を入れています。人形の水洗いは不可です。
かつらは取り外しできます。もつれやすく抜け毛が激しいので、根元を水溶性ボンドで固めました。これも水につけると収拾がつかなくなりそうです。

ボディは土台を縫ってわたを詰め、コットンストレッチ布でカバーをかけるという方式ですが、伸縮性が弱いので多少無理があります。起伏のある頸や胸の谷間、折り曲げる関節部分でのしわやたるみはご容赦くださいませ。
伸縮力の強い化繊(ツーウェイなど)を使うことは何度か検討しましたが、適当な色がないこと、土台にぴったり沿うと縫い目が透けたりデコボコが目立つなどの欠点により実現に至っておりません。

ヒップは抱き人形タイプで、肘と膝には布関節
足首に関節はありませんが、曲げ伸ばしをしやすいようにストレッチ布で切り替えました。その部分はちょっと段差が感じられます。
立つことはできません。
手の指には針金が入っています。

なお誤解のないように申し添えますが、これはあくまでも飾って楽しむ着せ替え人形です。特別な機能は持ち合わせません。むろん足の親指と親指の間にあなたが期待するようなものは何もありません。
ディスプレー用マネキンとか、喫茶店のマスコットガールなどにいかがでしょう。

よろしければメイド服を着た写真もご覧ください。
また大きいのを作ったら、等身大人形のページに載せる予定です。
投稿者:ルノ 20:48 | コメント(0) | トラバ(1) | 人形・ぬいぐるみ
2006年10月22日

鴉昇天

翼が欲しい。
そう願っていたのです。

別に「束縛から逃れたい」とか「飛躍を求めて新たな可能性にチャレンジしたい」とかの比喩ではありません。
単に鳥類の翼(羽根ではなく)が欲しかっただけ。ある程度の大きさがあって、できれば漆黒・・・鴉(カラス)あたりが適当だな、と。

黒天使の人形を作ろうとした私の前に「翼のリアリティ」が立ちはだかったのです。
なるべくそれらしい質感と形にしたいけど、構造がよくわからない。
翼とはすごいものです。空を飛ぶという機能も驚異だし、形が美しい。たためばボディにぴったり沿い、広げても羽根が希薄にならないフレキシビリティが見事。やはり筋肉が伸び縮みしてそうなるんでしょうか。
下着や服を作るときにはしばしば分解・分析に取り組む私。本物の翼を分解すればきっといいものができるだろう。むしろそのまま干物にして人形にくっつけちゃったらどうかしら。無知な素人の半端な加工により腐ったり虫が湧くおそれなんか頭にないのでした。

問題はどうやって烏の翼を手に入れるかってこと。
カラスってのは凶暴で頭がいいから、虫取り網なんかで捕まえるのは無理だろうな。
理想は・・・歩いていたら目の前にカラスがぼとっと落ちてきて死ぬこと。

そんな都合のよい事態にはたして出くわせるのか? いちおう賭けてみよう。楽観的な人だ。
で、はさみを持ち歩くことにしたのです。ドイツ土産にもらったヘンケルの小型剪定ばさみ。切れ味抜群。血が出るかもしれないから、黒いポリ袋と100円ショップで買った使い捨て手袋も常備しました。





そして数年。

人造の羽根を貼りつけた黒い天使はとっくに完成して、ロサンゼルスに旅立ちました。
Angel

その後ガチョウの羽根を貼りつけた白い天使もできました。

バッグの中にカラス3点セットを眠らせたまま、翼を欲しがったことなどすっかり忘れておりました。
普段からあまり出歩かないし、そもそも我が街は特殊なゴミ収集システムによりカラスが少ないことで全国的に有名なのです。死体どころか、生きたカラスだって珍しいくらい。

なのに、まさかの棚ボタに遭遇してしまったのです。

図書館からの帰り、遠回りして散歩がてら川沿いの細い道を歩いていたら、カラスが落ちていました。目を開き、くちばしを開き、ピクリとも動かず。
目の前に落ちてきたわけではないが、ほぼそれに近い状態。車道の真ん中に何分間も無傷でいられるはずはないんだもの。
おお、カラスじゃ、カラスじゃ。ついにはさみの出番が来た。リュックを漁ろうとして、ぎくり。数歩向こうに小学生くらいの女の子と男の子が立ってじとっと見つめている。どうも私よりも先に発見したみたいでした。道端に落ちてるゴミを拾うのに文句を言われる筋合いはないんだけど、興味津々の視線を逸らしてくれなくて、ヘンに決まり悪い。とりあえずポリ袋に突っ込んで人目のないところへ運び、翼だけ切り取って持ち帰ろうか。
そこへ車が走ってきたので、急いで翼の端っこをつかんで歩道に引きずりました。ずしっと意外な重量感。
子どもたちは相変わらず無言で私の手元を見つめています。おまけに上空がやけに騒がしいのに気づき、見上げれば多数のカラスが群れているのです。カラスが少ないこの街になんで〜といぶかると、近くにうっそうと木が茂っていて、たぶん神社かそんなのがあるようでした。カラスたちは電線に止まってぎゃあぎゃあ鳴きながらも、仲間の死体を注視しているのは明らかで、何羽かがしゅっと低空飛行でそばまで飛んできて、妨害めいた行動に出るのです。まるで私の意図を察したみたいで不気味。

結局、怖気づいて立ち去ることにしました。見つけてから2分と経ってなかったと思います。
子どもやカラスの邪魔が入ったからよりも、心構えが足りなかったというか、カラスの重さにビビッたのが最大の理由だとしておきましょうか。カラスってけっこう巨大な鳥なんだ。それにやっぱり血を見るのは苦手だしぃ。

実はこれ、昨年10月の出来事です。5年日記で見つけたネタ。
死骸も地面にも血は全く流れていなかったのですが、死因はいったいなんだったろうと後で不安になりました。もし鳥インフルエンザだったらどうしよう、翼に触った程度で深入りしなくて幸いだった。と、臆病な自分を慰めたのでありました。

ちゃんとした黒い翼にはまだ未練があって、機会あらば孔雀くんを作りたいんだけどなあ・・・。
投稿者:ルノ 22:15 | コメント(0) | トラバ(0) | 人形・ぬいぐるみ
2006年07月03日

老化続々

夏本番なのに冷蔵庫が調子を狂わせ、修理か購入か迷っていた矢先、ミシンにもガタがきて、全く縫えなくなってしまいました。どちらも何度か修理歴がある年代品。
冷蔵庫は製氷皿の水が氷になるのに数日かかる程度には冷えているので、アイスクリームと冷凍食品を我慢すればまだ使えそう。
我が家の電気器具は古いものばかりで、いつどれが壊れてもおかしくない状況。洗濯機は暴れ、乾燥機は回転せず、電子レンジは時々火花を散らし、電話機はFAX送受信不能。
慌ててパソコンのデータをバックアップ。今壊れて一番困るのはこれかなあ。そういうわけでミシンは放置。お金はパソコンのためセーブしておこう。

人形作りは当面休止して、もっぱらぬいぐるみのネコを試作中。すべて手縫いです。

子猫

ぶっとい尻尾の白猫は、ターキッシュバン(のつもり)。
トルコのワン(Van)湖出身で、水遊びが大好きという異色の猫。気性が荒くて閉所恐怖症(?)だから、お風呂場に閉じ込められると怒って手がつけられなくなるかも。プールのある邸宅向きのセレブ猫です。
耳の回りと尻尾にだけ色がついているのは、バンパターンという独特の模様です。頭の模様がへの字、じゃなかった、八の字眉を連想させ、ちょっと困ってるような表情に見えたりします。こんな感じで尻尾の短い日本猫なら、けっこうその辺にいそうですけどね。
投稿者:ルノ 16:24 | コメント(7) | トラバ(0) | 人形・ぬいぐるみ