2007年03月02日

ロリー蘭

世界らん展日本大賞が東京ドームで開催されています(3/4まで)。

これでも私、ひところ趣味で蘭を育てていました。ファレノプシス、カトレア、シンビジウム、デンドロビウム、デンファレ、フォーミディブル等々。どれも2、3年はちゃんと咲くのだけど、次第に衰退して枯れてしまうのが常でした。
蘭は豪華で派手派手しいイメージがありますが、セッコクなど小さな和風の蘭が鈴なりに咲くようすは可憐ですよ。一見はかなげなのに花が長持ちするのも魅力です。

このらん展を見に東京まで行ったことがあります。
らん展鑑賞ツアーなるものがありまして、往復のチケットとホテル2泊+らん展入場券2枚がセット(なんで2枚も? 1日では足りないくらいたくさんの蘭が出品されているのです)。日程やホテルは選択可能だし、2人部屋ならけっこうお得です。
ので、勤め先の女の子と連れ立って出かけました(月末の忙しい時期に同じ部署のyou know社員がそろって休んだので、上司に苦い顔をされたり)。

ずいぶん熱心な蘭マニアだったんだねえ。
いや、別にー。

実は蘭の花など二の次でした。せっかく入場券が含まれるから1度はドームまで足を運んで見て回ったけど、もう1枚の券はダフ屋に売っ払いました。
美花と美女

それは忘れもしない1991年2月のこと(白々し〜、ホントは忘れてたから、アルバム出して調べたんだい)。
らん展ツアーを利用したのは、たまたま割安だったからで、目当てはロリー・ギャラガー公演。ふたりともロリギャラファンだったのです。

図らずもローリー最後の日本公演になりました。私が見た最後のロックコンサートでもあります(だ、だったかしら?)。
どんなステージだったか、なぜか全く覚えていません(情けないなー)。
それでもらん展のころには条件反射的にロリーを思い出してしまうのです。

ちなみにロリーが生まれた日は1948年3月2日です。ハッピー・バースデイ、いちおう。

おまけ画像はサイン入りコーリング・カード。
Rory Gallagher Calling Card
投稿者:ルノ 17:38 | コメント(10) | トラバ(1) | 70年代ロック
2006年11月27日

真面目にキュアを聴く 1

ロバート・スミス?これまでザ・キュアー(The Cure)のロバート・スミスを話題にしたことがありますが、容貌やファッション関係のみ取り上げて、本来の音楽についてはさっぱりでした。
私はロバートの顔が大好きなんです。懸命に白目むいてるけど、ふっと笑うとドッキリするほどカワイイの。だけど音楽については没興味、というか全く好みに合わないと感じていました。
ミュージシャンと小説家は見かけで選ぶと失敗するんですよ、ホント。文壇にはほとんどいないが、ロック界には美形がわんさか・・・と書きかけて、たとえば誰?と自問したら、ひとりも思い浮かばなかった。(^^ゞ

キュアのどんなところが嫌いかって。たぶん、仰々しいボーカル(私は楽器に関してニブいので、声は重要な要素です)、起伏に乏しく取っつきにくいメロディ、エセっぽいオリエンタリズムなど、かな。ジャンルにはこだわらないけど、ゴシックパンクなどと聞くとちょっと引いちゃう。

たまたま最近の(といっても2000年リリース)Bloodflowersを聴いたら、声は相変わらずだったけど、肩肘張った感覚が薄らいで、やや聴きやすくなったような気がしました。でもだらだらとして退屈で、これなら初期のほうがましかもと、昔キュアファンにもらったカセットテープを聴き直してみたら、意外にいける。
そのテープは、Three Imaginary Boys(1979)、Boys Don't Cry、Seventeen Seconds(1980)、Faith(1981)、Pornography(1982)、The Top(1984)、Head On The Door(1985)などのアルバムから数曲ずつとシングルから何曲かピックアップして90分にまとめた、私家版コンピレーション。さすがマニアによるセレクト、たいそう充実した仕上がりです。

とかなんとか、そもそもキュアをいけ好かないと感じたのは、そのテープのせいでした。歳月って好みを変えるんですねえ。
かつてこき下ろした点は、仰々しい→計算し尽くされた歌い方、取っつきにくい→ユニークで媚びない曲作り、エセ→幻想的な世界観などと視点が変わってしまいます。

ブリティッシュロックは陰影に富むなどといわれますが、ノーテンキな側面もけっこう見受けますよ。それはキュアもしかり。
キュアの場合、ポップな歌もハッピーなラブソングもバイオレントな曲もおふざけチューンも、皆どことなく陰気で鬱々としています。それもある種作られた鬱みたいなもの。そうそう、以前Fire In Cairo(ヘンな歌ですごく印象的)やKilling An Arabに首をかしげたのも、その人造的で半端なエキゾティシズムのせいじゃないのかな。そこはかとない酩酊感をかもすKyoto Songも同様。そうした「歪み」のようなものがキュアの魅力ではないかと今さら感じたのです。
初期はおとなしめで軽い曲が多いような。それに時々、むしょうにジェットが懐かしくなったりするんです。ObjectやSo What? のあたりで・・・このころの声、アンディにちょびっと似ていない? ジェットの詳細は思い出せないからなんとも言えないけど。
A Short Time Effect、Figurehead、A Strange Day、Cold(いずれもPornographyより)と続くあたりは重苦しくて聴き疲れしそう(仰々しいと評したゆえん)だけど、じっくり耳を傾けるとそれぞれ凝った作りで聴き応えがあります。The Topに来ると、Shake Dog Shake、Birdmad Girlなど、力強さと繊細さがないまぜになった佳曲が並び、スタイルが確立してきたような印象。A Man Inside My Mouthはメチャ面白い曲ですよー。
とまあ、結局すべてすばらしい曲ばかり。とべた褒めなのでした。

そんな矢先、テレコが壊れまして、しかたなく東芝製CDラジカセを購入。音楽テープなんてほとんど持たないので、キュアのテープを聴き続けたいために買ったようなものです。

1曲目は10.15 Saturday Nightという短い曲ですが、音質の悪い旧テレコでは全く聴き取れなかった溜息やつぶやきが入ってることに気づいて、思わずキャー。土曜日の夜更け、薄明りの下、台所の流しに座って彼女からの電話を待つ・・・というくらーい歌(自分の体験だと本人はゆうとるが)にこんな溜息が入ってちゃ、女性ファンにはたまりません(だったことでしょう)。それとて狙ったような感があって空々しく、ロバートには似つかわしくない(とは私の偏見?)
ま、とりあえず、仮の憂鬱気分に浸るには、キュアが一番です。
投稿者:ルノ 22:16 | コメント(0) | トラバ(0) | 70年代ロック
2006年07月29日

ピンク・フェアリーズ

先だってラリー・ウォリス(Larry Wallis)の大ファンだと書いたところ、《別にフェアリーズのファンじゃないけど》さんより、ピンク・フェアリーズ(Pink Fairies)の生写真を送っていただきました。うげぁー、エキサイティング。

《別にフェアリーズのファンじゃないけど》さん自らの撮影によるものです。スキャンして公開。え、肖像権? ンなもん知らん。サンディはともかく、ラリーはいちゃもんつけるかもねえ。

ピンクフェアリーズフェアリーズ ライブAt DingwallsTwink

1987年3月27日、ロンドンのDingwallsでのライヴ。チケットは£4。前座はThe Godsというバンド。前座の写真もあげると言われたけど、丁重にお断りしました。

向かって左手前のふとっちょ(!)がラリーで、赤シャツがサンディ(Duncan Sanderson)、その向こうのTシャツ着た人は誰やら不明(すんません、アンディかしら)、ドラマーがトゥインク(Twink)・・・とのこと。トゥインクとサンディはピンク・フェアリーズのオリジナルメンバーです。
情けないことに私は、トゥインクどころかサンディどころかラリーさえ識別不能。ステージではこんなに顔をさらけ出す人だったのね。楽しそうに演ってるし、観客も乗ってる雰囲気。

なお、《別に・・・以下略》さんがアルバムに貼りつけておいた当時のコメントもお寄せいただきましたので、そのまま紹介します。
熱心すぎるファンが困りもの。とてもしんどいギグでした。
みんなおじさんになってた。
ラリはわかっていたけどトゥインクのかわりようったら!
サンディはスリムでにこりともせず、とてもかっこよかった。

『ラリはわかっていたけど』というのは、《別に・・・》さんはその数年前渡英した折も、VenueだかHope & AnchorだかにLarry Wallis + The Pork Torpedoesのギグを見に行ったとかで、ど、どうしてファンでもないのにそんな・・・(歯噛みするRuno)。
私も昔はけっこういろんなコンサートに行きましたが、ラリー関連ではモーターヘッド(Motorhead)くらい。フェアリーズを見たことがないのは心残りです。
ちなみにKevin Ayersは福岡まで来てくれたけど、ローリーは東京、大阪まで追っかけました。
彼らとは関係ないけど、東京公演で「ハロー、フクオカ」とか叫んだ天然がいたそうです。誰だったかしら。

ラリー・ウォリスのライナーを担当された白谷潔弘さんはトゥインクと親しいらしく、サイトに詳しい記事があります。トゥインクは顔が広く、国際的に多彩な活動をしているようです。シド・バレットと組んだ時期もあったとか。
そういえば私はロックを聴き始めた初期にはアコースティックサウンドのティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus Rex・・・Marc BolanとSteve Peregrine Tookのデュオ)に熱中していました。でも白谷さんのページを見るまで、スティーヴ・トゥックとラリーのかかわりは知りませんでした。その後Radio Starsやその前身Jetがお気に入りとなったけど、マーク・ボランとアンディ・エリソン(Andy Ellison)がジョンズチルドレン(John's Children)にいたことは頭になかったと思う。ロック界ってほんと狭いもんです。

支離滅裂な本記事の締めくくりとして、同封されていた当夜の曲目リストを載せておきます。
ほら、マイクスタンドとかアンプの横なんかによく貼りつけられてるじゃないですか。けっこう記念になるんですよね。私もケヴィンの福岡公演で取ってきました。マニアの考えることは皆同じ。・・・って、別にファンじゃないとか言いながら、なんて熱心なかたでしょう。ともあれ、貴重な資料をありがとうございました。Thanks and thanks much.
Raceway
Urchin
Litenin
Fun
Attitude
Letter
White girls
Fool
Snake
LSD
Police
Broken
Double
Kids
Car
Walk
Do it
投稿者:ルノ 12:12 | コメント(0) | トラバ(0) | 70年代ロック
2006年07月14日

シド・バレット

仕事(なんの?)に黙々と励んで新聞に目を通す余裕もなかったのですが、一段落しておとといの夕刊を見たら、シド・バレット氏死去の記事が・・・。

驚きはありません。まだ生きてたのね、って感じ。日本の新聞に載ることのほうが驚き。

シド・バレット(Syd Barrett)は英国を代表するプログレッシヴバンド、ピンク・フロイドの創設メンバーです。デビューアルバムのみで脱退。その後2枚のソロアルバム(The Madcap LaughsとBarrett・・・カバーデザインも秀逸)を出しましたが、70年代にはすでに過去の人。噂では、かつての美貌は見る影もなく、精神状態もかなりおかしかったようで、末路を知りたくない人のひとりでした。

私はその2枚のソロアルバムに惚れ込んでピンク・フロイドを聴き始め、ついでにケヴィン・エアーズ(Kevin Ayers)のファンになったのです。いわば私のミュージックライフに広がりを与えてくれた人。
ケヴィンとシドは特にかかわりはないけど、『音楽が似ている』という話だったんですよね。声もそっくり。単に似ているだけの人をも聴きたくなってしまうほどシドにはぞっこんでした。

今宵はシドを聴きつつ古き良き昔を偲ぼうか。あーっ、レコードプレーヤーがないんだった。Wish You Were Hereのテープでもかけよう。
手持ちの数少ないCDのうち2枚は80年代にリリースされたシド・バレットのもの。旧作寄せ集めみたいで、古いインタビューやケヴィンとのセッションも含まれるマニア垂涎の品(?)なのだけど、聴く気にならない代物だったりして。
時の流れは苛酷なものであります。
・・・。
 
投稿者:ルノ 14:01 | コメント(2) | トラバ(0) | 70年代ロック
2006年06月30日

ラリー・ウォリス復活

クラプトンやストーンズなど、おじさんロッカーたちのめざましいリバイバルの噂が耳に届きます。

ラリー・ウォリスも奇跡の復活を遂げました!


しーん。


「今ごろ何騒いでんだ。ラリーが再デビューしたのは5年も前だろ」と、ツッコミを入れるほどの通は皆無ですよね。

ファンとして慚愧の極みですが、ラリー・ウォリスが2001年にソロアルバムDeath In The Guitarfternoonを出したことを私が知ったのは今年になってからです。ここ十数年、ラリーを思い出したことなどほとんどありません(某ページにはお気に入りとして名前を載せているのに)。

私の生活は長年音楽とは無縁でしたが、唐突に興味が再燃した経緯については、先だってオンリーワンズの記事に書きました。ワンズだけでは物足りなくなり、CDショップに行ってみたら、昔懐かしいLPレコードがけっこうCD化されていることにびっくり。年を取ると好みが保守的になるのか、最近の人々を聴く気にはなれません。

なんとピンク・フェアリーズのコーナーもありまして、思わずサードアルバムKings Of Oblivion(初出1973年)を買ってしまいました。昔のままの紙ジャケット、真っ赤なポリドーのラベルも鮮やかに、メンバーのポスターもそのまま。ライナーノーツ長々。うわっ、ゴージャス。
フェアリーズのレコードは持っているけど、数年前にプレーヤーを廃棄して今は紙と塩ビのがらくた。

このブタさんの壁飾りはイギリス土産。向きが違うしサングラスもないけど、3匹並んで空を飛ぶさまがKings Of Oblivionのジャケットを思い起こさせたもので、並べて撮影。

豚もおだてりゃ空を飛ぶ Pigs might fly.

ラリー・ウォリス(Larry Wallis ウォーリスの表記もあり)は後期フェアリーズのフロントマンで、ギターとリードヴォーカル担当。
上の写真で、ジャケットからのぞいてるサングラスの人がラリーです。実を言うと、どんな顔なのかようわからん。

ピンク・フェアリーズ(Pink Fairies)がどのように評価されていたかは不明です。とにかく情報少なすぎなバンド。「サイケデリック」という形容がつきまとっていたけど、私に言わせればハードロック。初期のピンク・フロイドを連想するスペイシーな雰囲気もありますが、概して荒削りで、ドライブしている。
手持ちの3枚のアルバムの中で、私が好きなのは3枚目だけ。第一作Never Never Landも悪くはないし、次のWhat A Bunch Of Sweetiesは非常に良い。けれど、大好きとまでは・・・。3枚目との違いは、ラリーがいるかいないか。よって私はフェアリーズではなくラリーが好きなんだ。と認識しております。

インターネットで世界中からマイナーかつマニアックな情報が得られるようになっても、昔愛聴したミュージシャンたちの動向を探ろうと思ったことはありません。なかんずくラリーは・・・。

ピンク・フェアリーズというバンドは、名前からしていかがわしげだし、メンバーも周辺の人物も見るからに退廃的なジャンキー集団って感じ。あの乗りで20年も経てば、野垂れ死にとまで行かなくとも廃人同様がいいとこか。わがラリーのそんな末路を知ったら、やっぱショックじゃないですか。いや、むしろそんな事実を平然と受け流す自分を発見するほうがショックかもしれない。
そんなわけで、知らぬが仏を実践してきました。

でもま、CDのKings Of Oblivionを見た限り、特に悲劇的な記述はなかったので、ちょっと検索意欲がわきました。
そしてラリーが酒や薬ときっぱり縁を切り、自作CDを出したことを知ったのです。ボーゼン。
衰退ロック界にてあのラリーが生き残り組になるなんて、世の中これだから面白いんだ。私だって再チャレンジに望みが持てる・・・と思考の飛躍をさせてくれたり。

Yukiko Akagawa氏のページ。
http://www.mc5japan.jp/common/death.html

白谷潔弘氏のディスコグラフィ。
http://every1ofus.hp.infoseek.co.jp/larrywallis.html

で、そのDeath In The Guitarfternoonを買って聴きました。
実はあまり期待していなかったんですよね。Kings Of Oblivionがあまりに良すぎたってこともあって。

のっけからフェアリーズを思い起こさせるSF的サウンドで始まり、おお、これはいけるなと感じたら、ヴォーカルが出てきたとたん、あううう・・・。声が、声がすっかりオジサン。
私はラリーのヴォーカルがとっても好きでした。別にきれいな声ではないし、歌が上手いとも思えないが、よく伸びてちょっと翳りもあり、せつなくなるほど心地よい声。それが、レミーのダミ声と比較するのは気の毒としても、ミック・ファレンにも似た潰れ声になっちゃってる。
もちろん落ち着いて耳を傾ければ確かにラリーの声。
聴けば聴くほど良くなってきました。1曲1曲が面白く、聴き応えがあります。気に入ったのは、Crying All Night, El Diablo's..., Mrs Hippyなど。Police Carはやはり名曲だなあ・・・。
声には歳月がのしかかるけど、他の面ではちっともオトナになってないって印象。彼はいまだにフェアリーズにいたという過去を引きずっているのです。その引きずり具合がオールドファンに安心感をもたらすような気がします。

その後はどうしてるんだろ。

英語は億劫で見る気になれないけど、公式サイトはこちらです。
http://www.pinkfairies.co.uk/

SEO的にはいささかやばい作り。100%フレームは内部ページを検索させないためでしょうか。
ラリーよ、国費でMacを習って、覚えたのが隠し文字なのか。ママは悲しい。
投稿者:ルノ 21:49 | コメント(0) | トラバ(0) | 70年代ロック
2006年06月14日

ロリー・ギャラガー

去年ストラトキャスターを検索していたときに、Rory Gallagher Lyrics Pageというサイトを見つけました。

ロリー・ギャラガー(正式発音:ローリー・ギャラハー)は歌詞カードをつけたがらない人でした。ついてるアルバムは1枚かそこらです、たぶん。他愛ない内容だから決まり悪かった、とか? ま、彼は偉大なギタリストだから、歌詞なんか気にする人は少ないでしょう。
聞き取れない私は断片的な単語から想像するのみでしたが、なかなか味わいがあるように感じていました。Tattoo'd LadyやLaundromat、Walk On Hot Coalsとか・・・。
ちなみにこのページのネーミング、ロリーのRace The Breezeから拝借しました。キャ、怒らないで〜〜。

上記サイトに『ロリーの歌でどれが一番好き?』というアンケートがありまして、1位はA Million Miles Awayでした。なるほどというか、やっぱりというか。人間心理って単純だなあ、彼が100万マイルより遠くに行ってしまわなかったとしても同じ結果であっただろうか・・・って、ひねくれた見方かな。私はCrest Of A Waveが好きで、2番目がMillion Milesなんて昔は思っていたけど、今では逆転。文句なしに名曲です。アイリッシュ・ツアーのライブは最高。聴けばただ涙。

それやこれやで、6月14日はローリーの命日。・・・・・・
投稿者:ルノ 07:24 | コメント(0) | トラバ(0) | 70年代ロック
2006年06月11日

ピーター・ハビット

若いころはハードロックをガンガンかけて怒られたりしたけど、ここ10数年、まともに音楽というものを聴いたことはありませんでした。
急に懐メロ気分になったのは、体型があまりに・・・あまりなことになりつつあって(言葉を濁す)、まあとにかく運動不足のせいだと、巷で流行(?)の『踏み台昇降』など始めたからなのです。
踏み台昇降というのは、その名の通り、低い踏み台に上ったり下りたりするだけのシンプルなエクササイズです。簡単だけど退屈だから、音楽でも流さなきゃとうてい続けられそうにない。

押入を漁ったら、幾本かのカセットテープが出てきました。カセットテープだなんて、私のアナクロ生活はパソコン回りだけでなく、万事にわたっているのです。いっしょに掘り出したウォークマンは壊れていて、そよとも動かず。使える再生装置はウォークマンと同サイズのオンボロカセットレコーダーのみ。音質はひどいが、BGMだから文句つけてらんない。

テープの中身は、ロリー・ギャラガーのライブインNY、ジ・オンリー・ワンズ(ファーストアルバム)、イーノ(Tiger Mountain)、ラジオスターズのライブなど。オンリーワンズは私のレパートリーではなく、知り合いから昔借りたきり全然聴かず放置していたものです。

実際に踏み台を始めたら、なぜかオンリーワンズにはまってしまったんですよね。

The Only Onesは英国のバンドで、70年代の終わりから80年代初頭、ほそぼそと一部マニアの支持を得ていたようです。カテゴリはニューウェーヴかな。ポスト・パンクとの分類も。後には日本人をメンバーに迎えて日本公演もおこなったとか。
実質的にピーター・ペレット(Peter Perrett ヴォーカル/ギター/ソングライター)のワンマンバンドで、ほかのメンバーは全く目立ちません。

そのピーターの声や歌い方がなんともいえず心地よいのです。
声は低めでかすれたり、時々高く張り上げたりして、シド・バレットに郷ひろみをたらしたような印象。
1曲1曲は短くてキャッチー。バラエティに富んでいて飽きません。ややちゃちっぽく、軽く聞き流せるが多少の毒も含んでいて、万人向けではなさそう。シド・バレットのファンなら聴いて損はないと思いますよ。

すっかり気に入って、テープを貸してくれた友人を訪ね、テープは返さずオンリーワンズのCD(ベスト版やライブばかり)を何枚か借りてきました。とりわけ初期の雰囲気が私の好みに合うようです。

ピーター・ペレットの歌はヘタです、はっきり言って。不安定だし、ライブでは声が低すぎて聴いて苦しくなるほど。
ベスト版CD"The Immortal Story"には、アルバムとは別バージョンの曲がいくつか収録されていて楽しめます。とりわけ"Oh Lucinda (Love becomes a habit)"というラヴソング(?)は、アルバムでは割合洗練された印象だったのに、このバージョンでは声が汚くて、体調不良がもろ出た、というか、時々痰が絡んだような感じなのに、平気で録ってる。そんなの通常なら不快・・・ひいき目に評価しても「痛々しい」ってとこでしょうが、好きになるとオソロシイですね、妙に可愛く聞こえちゃうんです。まさしくPeter becomes a habit.

あ、それで踏み台昇降の成果は? わはは、別の機会に譲りましょう。
投稿者:ルノ 23:09 | コメント(0) | トラバ(0) | 70年代ロック