2006年10月02日

しっかりしろよ、ソニー

パソコンが新しくなっても、私の生活全般は依然アナクロいままでして、その具現のひとつが、カセットテープで音楽を聴くという行為でしょう。

その貴重なカセットテープレコーダーもあえなく壊れ、テープが回らなくなってしまいました。

たぶんベルトが切れたんだろうと判断しまして──10年ほど前修理に出したとき予備のベルト(黒い輪ゴムみたいで、頼りなげな品)をもらっていたので──自分で取り替えようと、カバーをはずして中を覗いたのです。

プレスマン

テープレコーダーなんてどうせ単純な機械と高をくくっていたら、なんとまあびっしりといろんな部品が詰まっていること。
発売当時は『世界最小』とのフレコミだったそうで、どのパーツもあるべき位置にピシッと収まって無駄も余裕もない緻密さ。さーすが世界のソニーの技術力。

確かにベルトが1本切れていました。しかし奥の奥の歯車に絡まっていて、上の部品をのけないと引っ掛けることができないように見えました。
慎重に慎重を期して作業すべきだったのに、いじくっているうちに小さなスプリングが飛び出し、得体の知れない分銅のようなものが転がり落ち、スピーカーへの配線を引きちぎってしまい、それでも奥にたどり着けなくて、ついにギブアップ。こんな精密機器をシロートが自力で直そうなんて、はなから無謀な試みでした。

私くらいまでの世代には、ソニー神話というか、ソニーの製品なら大丈夫といった絶対の信頼感みたいなものがありました。とりわけ小さくても機能豊富で精巧な点は他の追随を許さず。

近年その信頼は揺らいでいます。
ビデオでつまづいたころからおかしくなってきたのかもしれません。フロッピーカメラなんてヘンなものを作ったり・・・。

このごろはソニーのバッテリーを搭載したノートパソコンが火を噴き、膨大な出費を迫られているとか。コストダウンへの焦りと過去の栄光による慢心がずさんな開発を招いたんじゃないんですか?
信頼さえあれば、消費者は高くても買うのに。ちなみにこのテレコの価格、記憶によれば4万円超でした。
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投稿者:ルノ 18:14 | コメント(2) | トラバ(0) | 世相=世間相場?
2006年06月26日

マリリンの法則

人は見た目が9割」てな思想(?)が支持されているそうです。
現代人の感覚がどんどん鈍くなり、本質を見極める能力が失われていく中、誰にでもぱっと見てわかる外見のみが判断基準となってきたのでしょうか。

世の中を騒がせた人の顔写真を見ると、イロイロと納得のいく面もありますね。でも先入観が5割くらい占めていませんか。
新聞に載った顔写真の下に「幼児殺害で逮捕された○×容疑者」とあれば、いかにも憎々しい面構えだと思うでしょ。もしそのキャプションが「溺れた幼児を助けて表彰された○×さん」だったら? 子供好きで優しそうと感じるかもしれません。

インサイダー取引で逮捕された例の人物は、ライブドアも手玉にとってがばがば儲けていたそうで、ネズミみたいな顔つきは見るからに卑しげで、まさしく金の亡者。と、こき下ろす庶民の心境には、舌先三寸でうまいことやった人へのやっかみも含まれましょう。

片やホリエモンはおっとりと人畜無害な風貌。アンタは全然悪くない、ちょっとおツム弱くて人がいいもんで、ずるっこいネズミや側近たちに利用され騙されただけなのよ、おー、よしよし・・・つい同情しちゃったり。
彼がそう簡単に騙される人間かどうかは、経歴その他から推測しましょう。美男子でもないのに、見た目で得をしている稀有な人です。

さて・・・。
女性のバストサイズと知能指数は反比例するという説があります。
マリリンの法則とでも名付けましょうか。

むかーし読んだ星新一の小説にありました。
豊胸手術でバストをかさ上げしていた美女がいまして、ひょんなことから胸の注入物が流れ出し、ぺちゃんこになったとたん頭脳がめざましく回転し始めるという(ややうろ覚え)。

差別だセクハラだと目くじら立てませぬよう。なんたってタイトルが『ほら男爵現代の冒険』。

グラマー美女におツムは不要。とは男の身勝手な願望です。賢い女性を意のままに操り支配するのは難しいものですからね。
何かの本には、最高の愛人は美しい唖者だというけしからぬ記述もありました。

なぜマリリン?
殺風景を旨とする我が部屋にある唯一の装飾品は、マリリン・モンローの巨大ポスター。突き出た胸、半開きの眼と唇は、なるほど知性よりは痴性を感じてしまいます。

しかし、貧しい生い立ちでろくに教養を身につける余裕もなかったマリリン・モンローは、成功した後に人知れず勉強していたと聞きました。

人を見かけだけで判断してはいけません。
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投稿者:ルノ 16:10 | コメント(0) | トラバ(0) | 世相=世間相場?
2006年06月25日

少子化へ邁進

ワールドカップ。おおかたの予想通り、日本は惨憺たる成績でした。

心ははや4年後。
2010年、はたして雪辱はなるのでしょうか。望み薄です。
8年後は輪をかけて悪くなるはずです。

なぜって?

サッカー後進国の日本が世界に伍して戦おうとすれば、ちょっとばかりサッカーセンスのある子を鍛えても間に合いません。天才的な能力を備えた人材の発掘が求められます。
非凡な人間が生まれる確率はどの民族でも大差ないでしょうが、こと西洋スポーツに関すれば、ただでさえ体が小さく、身体能力の劣る日本人は圧倒的に不利です。

そこへもってきて、この少子化。分母の縮小が天才の出現数を限りなくゼロに近づけます。

その点分母の大きな中国は脅威です。どの分野においても途轍もない人物が出てくる可能性があります。
今はぱっとしません。野山に埋もれてるんじゃないんですかね。当局の極端な政策と情報統制により芽が摘まれているのかも。政界が日照りなのは周辺にとって幸いでした。

少子化が国力の衰退を招くのは確実です。
異才山田風太郎が人類はやりすぎを改めないと人口爆発のため滅びると憂えてから数十年と経っていないのに、日本人は正反対の理由で滅びようとしています。

たぶん日本は衰退を選んだのです。

「少子高齢化、たいへんたいへん、なんとかしなきゃ」などと表向きは慌てふためくそぶりなのに、実態は政治家も企業も医者も知識人もその辺の人も犯罪者も若者もペット屋も、少子化へ少子化へと行動しています。

少子化は一種の防衛本能です。
この国は子供が育つ、いや、人間が生きる環境ではなくなりつつあるのです。危機感を抱いたDNAは、いったん滅びて出直そうともくろんでいるに違いありません。
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投稿者:ルノ 12:15 | コメント(0) | トラバ(0) | 世相=世間相場?