2007年02月06日

機械の氾濫、もとい反乱

時事にはいっかな無関心のわたくしであります。

先般どっかの大臣が女性を『産む機械』扱いし、やんやと叩かれておりました。
なんであんなに騒ぐのさ。
それよりも、当該大臣には無関係であろう愛知県民が自民党筋の知事を選んだことで、その発言が許されることになったという論理が不可解でなりません。愛知の人は男尊女卑で女性が機械だと認めたわけ?

不健全の極みである私としては、『結婚して子供を2人持ちたいのが健全』ってほうが気に食わない。何を言うてもどじる人ですな。

もともとの機械発言については、単なる喩えなんだから別にいいんじゃないですか。

ひとつ言っておきたいのは、機械はちゃんと電源コードをつないでスイッチ入れないと動かないってこと。調子が悪くなったら点検してさびを落とし、油差してやんなきゃ。

どうもそこがわかってないようです。少子化に取り組もうって立場なのに。
電源コードを外して、がんばれがんばれと言いさえすれば、機械が子どもを産むとお思いか。うちの冷蔵庫が壊れたときは、コードつないでがんばれと励ましたけどダメだったよ。

以前、少子化は防衛本能と述べました。
子どもを産み、育てることに関しては、個々の女性の犠牲的精神に頼るだけの現状です。

子作りは本能であり、そのために国がなんらかの政策を講じなければならないのは、ほんとうは異常なことです。国は女性が子どもを産むことをわざわざ妨げる(コードを引っこ抜く)ような社会作りをしてきたということなのです。それに加担しているのが男どもです。

妊娠すると男は逃げ腰、どうにかできちゃった婚に持ち込む、勤め先では肩たたきや配置転換でいづらくなる、出産しようにも産婦人科は続々閉鎖、産んだら休暇もそこそこに職場復帰しないと白い目で見られる、保育所は基準を満たさない危ういところばかりだし費用もかかる、子どもが病気でもなかなか休めない、小児科は少なくいつも満員、夫は家事育児に非協力的で子供を殴る、妻も殴る、浮気する、離婚したら養育費を払わない、子どもは学校でいじめられ・・・・・・。

それでも産みたい女性はマゾか、感情のない機械だ。
すべての機械たちよ、人間になるために出産を断固拒否しよう。女性を怒らせたら、チンケな国なんかたちまち滅びるのだと思い知らせよう。
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投稿者:ルノ 20:58 | コメント(3) | トラバ(0) | 世相=世間相場?
2006年12月24日

衣食足りて礼節を知らず

お正月休みに読む本を借りようと、市立図書館に行きました。

本棚を見ると、雑誌や人気作家などあちこちにぽかっと空間があり、『このコーナーは行方不明があまりに多いのでカウンターに取り置きしています。必要な方はお申し出ください』との張り紙。

たくもう、タダで借りられる公共図書館の本を盗んで何の得があるってんだ。気骨があるなら、キノクニヤで3万円の医学書でも万引きしろ。

わが市では先月やっとICタグの導入が完了し、無断で持ち出そうとすると警告が出る(鳴り響く?)ようになりました。
ま、盗難は多少減るでしょうが、問題は山積しています。
ページを切り取ったり破いたり、折り曲げたり、落書きしたり、お茶こぼしたり、上でお菓子食ったり、頭掻いてフケ落としたり、鼻クソ塗ったくったり・・・。

カウンターの奥では、職員が督促の電話をしていました。「お借りになった本は予約がたくさん入っているので早く返却してもらわないと困ります」
生ぬるいのう。督促係はサラ金で研修させたらどうでい。

昨今日本人のモラルは著しく低下したと言われています。
情けないことです。
こんなにモノがあふれ、豊かに見える社会は幻影なのでしょうか。
『衣食足りて礼節を知る』とは死語かもしれぬ。

金はあるのに給食費を滞納したり、高速道路の料金所を強行突破したり・・・なんかチンケなものをケチるんですよね。みっともないとか恥ずかしいとかの感覚が失せたのか。そんな輩に限って、人前ではうんと見栄を張り、ちょっと馬鹿にされたら怒り狂って感情をコントロールできなくなるようです。

そういえば、勤務先から事務用品や切手などをこそっと持ち帰る社員が増えたという話を聞いたこともあります。文房具なんか、別に家でじゃかじゃか使うわけでもないのに。
会社に不満を抱いている社員ほどそうした傾向が強いとか。サービス残業で長時間こき使われて給料はこれっぽっち、消しゴムくらいもらったって罰ゃ当たらんだろ・・・てな論理です。

戦後最長の好景気なんてどこの話だか。儲けてるのは会社だけ、社員たちは恩恵を実感していません。開き直ってチャチな横領に励む社員の心理にも憐憫を覚えます。

つまるところ『衣食足りて礼節を知る』は真実なのです。
現代日本人はまだまだ衣食が足りない。

それら貧民たちのささやかな攻撃の矛先が、国民をないがしろにする政府、怠惰で怠慢な自治体、プロ意識が希薄な公共施設、自己保身しか考えない学校、強欲な企業などに向けられているのでしょう。
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投稿者:ルノ 21:06 | コメント(0) | トラバ(0) | 世相=世間相場?
2006年11月30日

凋落

すんません、またまた冷蔵庫の話です。
近日中にどうにかしなきゃなどと思っていながら放置すること2週間。ふと気づいたら、あんなにうるさかったモーター音が止まってしんとしている。冷凍室を覗いたらむうっとプラスチック臭が・・・。
ああ、とうとう逝っておしまいになったのね。バターが溶けちゃう。

いつもいつも切羽詰まるまで手をこまねくのが私の流儀なのでした。グズが身上。絵に描いたようなグズ。グズこそ人生。

数年前『グズをなおせば人生はうまくいく』(斉藤茂太)という本を読みまして、まことにその通りと随所でうなずいておきながら、ぜんぜん身についとらん。ぐずぐずしなかったモタさんのご冥福をお祈りいたします。

小雨の中、追い立てられるような気分で冷蔵庫を買いにいきました。いったん行動に移したら早いんです(だから慌てる乞食)。ぱっと決めたは2ドア、135L。
古い冷蔵庫はこの10倍の値段でした。

冷蔵庫の買い換えひとつにも『凋落』『落魄』『零落』等々が付きまといます。

おいおい、凋落という言葉が似合うほど、オマエは偉かったのかよ。

まあ、誰しも経験がありましょうが、バブル時代(〜その名残のころ)にはずいぶん無茶な衝動買いもしました。服でも家電でもいくつか見比べて一番高いのを選ぶ、みたいな。

それはそれとして、今度は別のメーカーの製品にするとの決意もどこへやら、結局同じだったんです。安かったんだもーん。

思い返せば昔のナショナルはとってもサービスが良かったのですよ。

最初その冷蔵庫が全く冷えなくなったときもコンプレッサの故障でした。修理代が何万円もかかる場合新品を買う人のほうが多いので、最初から部品を持ってこないらしいのです。明日出直してくるとサービスマンが言うので、それは困る、早く直してとごねたら、部品を取りに帰ってすぐに着手してくれました。
でもって、修理が終わるころ突然その人が言うには、コンプレッサの保障期間は5年間だけど昨年から6年間に延びました、と。それは6年ちょっと過ぎていたけど、大雑把に計算してすべて無料ということになったのです。
うわー、もうけ〜。と欣喜雀躍。

数年後、再び庫内が生ぬるくなりました。で、修理を依頼。高くても修理して使い続けたいくらい気に入っていた冷蔵庫なんです。
幸い(?)霜取り装置の故障で、12,000円程度の修理費でした。前に比べると簡単な作業で、時間もかからなかったけど、なぜかふたりがかりで見てくれました。
「またコンプレッサかもしれないと思って、今度はちゃんと用意してきたんですけどね」とひとりが言ったので、えっ、同じ人だったの?と驚いたのですが、記憶はあやふや・・・。別の人だったとしても、記録をチェックしてきたのでしょう。

しかるに今回は・・・。
まず電話で修理を頼んだとき「以前も直してもらったことがありますけど」と言ったら、受付嬢が「では顧客リストを調べてみます」と待たせたあと「データベースに残っておりませんでした」と冷たく言い放ち、機種や名前・住所などを一から伝えるはめになりました。
あげく「点検のみでも費用がかかります」・・・これは前回までは聞いたことがなかったような気がします。

数年しか経っていないのに。
世知辛くなったなあ、とつくづく。

ちなみに、その冷蔵庫と同時に同じメーカーの掃除機も買いまして、10年ほど前それの調子が悪くなったとき(故障ではなかったけど)懇切丁寧に対処してもらい、次もまたここで・・・と思っていました。

凋落したのはメーカー(の心)だったのです。

技術はどんどん進歩します。安くて質の良い製品が出るのは当たり前。と消費者は思っています。
製品が良いからって、良い印象を持ち続けるわけではないのです。
良い印象はトラブル時の対応が決めます。修理代や点検費がかかるのは致し方ないとしても、そのことで「損をした」と感じさせないような対応の仕方を身につけた会社が未来を切り開くのです。

冷蔵庫ではまた付き合うことになってしまったけど、それはつまりもう一度チャンスをあげるということです(って、えらそーに。だってそろそろ洗濯機とオーブンレンジが寿命なの)。
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投稿者:ルノ 22:55 | コメント(0) | トラバ(0) | 世相=世間相場?